堀田竜成
堀田竜成

10月4日公開映画『LET IT BE -君が君らしくあるように-』で、映画初出演&初主演を務める堀田竜成(24)。一度は看護師として救命救急病棟で3年以上勤務するという経歴を持つ彼が、なぜ映画初主演の座を掴むことができたのか?
看護師としての経歴、音楽という夢を諦めなかった強い決意、そして、さまざまな人との出会いが、彼を映画初出演の運命へと誘っていく。

映画『LET IT BE -君が君らしくあるように-』は、2.5次元に存在する架空の芸能事務所「ツキノ芸能プロダク ション(通称ツキプロ)」による初の実写映画。
自作曲で一時は時の人となった“大原空”(堀田竜成)という中学生が、挫折を経験しつつ、それを乗り越え、高校生になって友人たちとSOARAというバンドを結成するまでの物語を描く。共演者として、石渡真修、吉田知央、植田慎一郎、沢城千春ら、ネクストブレイク必至のフレッシュ俳優が出演する。
10月4日(金)より、池袋HUMAXシネマズほか全国公開。

堀田竜成 ロングインタビュー

堀田竜成

インタビュー当日、部屋に現れた堀田竜成は、『LET IT BE -君が君らしくあるように-』で彼が演じる“大原空”そのままの白い歯の笑顔が爽やかな青年だった。
しかし、その笑顔の裏には、救命救急病棟で勤務していた頃、人の様々な運命を目の当たりにする中で行き着いたという強い決意も垣間見れた。

音楽ってすごい!

– 音楽を始めようと思ったきっかけについて教えて下さい。

堀田竜成(大原空 役)
きっかけは、小学校6年生くらいの時。思春期の入り口にさしかかり、その頃特有の悩みが増えてきた頃、Aqua Timezさんっていうアーティストの「決意の朝に」(2006)という曲に出会い、自分がすごい助けられた思いがしたんです。
その体験で「音楽ってすごいな」って感じて、自分でも音楽やってみようかなって思うようになりました。
そして高校生になってから、ギターの勉強を始めて、YouTubeなんかを参考に独学で覚えました。僕、出身が愛媛の中でも特に田舎の方なんですが、そこでは「音楽やってるやつ、ちょっとヤベえぞ」って雰囲気があって、周りの友だちの中でギターを弾いている子はいなかったですね。

– 音楽をやるのに都会とか田舎とかあまり関係ないように思えますけれども(笑)

堀田竜成
いやー、僕の周りはありましたね(笑)「音楽やっている変わり者」って思われてました(笑)
そしてオーディションを受けるようになって、受かることもあったんですが、看護師の学校に通っていたというもあり、親のGOサインが出ませんでした。卒業後、20歳で正看護師の免許を取得して、大阪市内の病院で働くようになりました。3年くらい、救命救急病棟で勤務しました。

救命救急の現場が自分自身と向き合うきっかけに

– 3年だとけっこうなキャリアを積まれたんですね。救命救急の現場ではいろいろなことがあったのではないでしょうか?

堀田竜成
いろいろありましたね。何度も修羅場があり大変でした。救命の現場では毎日のように亡くなる方も目にするわけです。自分の年齢に近い方の死を目の当たりにすることもありました。
そういうことに向き合っていく中で、今、生きている自分がほんとうの夢があるのに行動を起こさないのはもったいないという気持ちが膨らんでいったんです。
その思いから、大阪で路上ライブを少しずつ始めるようになりました。そしたら、すぐに病院にバレて怒られました(笑)
「お前、何しとんや」って呼びだされて。病院の近くでやってたのでバレやすかったんです。(笑)
それがきっかけになって、「やっぱり音楽がやりたいんです」って伝えて、病院を辞めました。それから1ヶ月後には東京に来てましたね。

– 音楽の道で生きていこうという決意がそこまで大きくなったんですね。

堀田竜成
どうせやるんだったら中途半端にやるんじゃなくて、本気でやろう!って思ったので、チャンスがより多いのは東京だろうと、迷いなく即決でしたね。病院を辞めるって決めた瞬間に「よし!東京に出よう!」って。

– 上京されたのはいつですか?

堀田竜成
昨年(2018年)の4月です。24歳の時でした。

堀田竜成

路上ライブ時代の思い出

– 路上ライブの時のことについてお聞かせ下さい。

堀田竜成
僕のファンで、名古屋在住のALS(筋萎縮性側索硬化症)の方との出会いがきっかけで、その方を応援する曲を作ったことがあります。その方に最初出会った時は車椅子でしたが、だんだんと話すことができなくなりつつある頃でした。その方といろいろお話していく中で、この人のための曲を作ろうって思ったんです。
そういう出会いがたくさんあり、路上ライブでは70人くらいのファンが集まるようになって、とてもありがたいなと思っていました。

– 路上ライブはどこでされていたんですか?

堀田竜成
東京、名古屋、大阪、愛媛です。昨年4月に上京した当初は、訪問看護師の仕事をしていたんですが、その会社では音楽活動は認められていたので、メインは土日に東京で路上ライブをやって、空いている時に地方でもやってました。
でも本格的に路上ライブを始めたのは8月からです。

– それって昨年のお話ですよね?つい最近のことですね(笑)

堀田竜成
はい。バリバリ昨年の話です(笑)

– そんな路上ライブ時代に、トラブル含めて思い出に残っていることはありますか?

堀田竜成
東京で路上ライブしてる時に、ある男性が僕の歌を聴いて泣いてくれたことがあったんです。その方とお話させてもらったら、その方の奥さんが1年前に亡くなったと。しかも、僕が大阪で働いていた救命救急病棟で亡くなったということを伺いました。その縁から、その男性とはすごく仲が良くなって、大阪でトンカツ屋をされてるんですけど、大阪に行った時はそこに食べに行ったり、サインも置かせてもらっています。かなり応援してもらってます。
そういう繋がりが路上ライブ時代にはいろいろできましたね。

– そういう出会いって不思議なご縁ですね。

堀田竜成
ほんと、不思議に思います。

堀田竜成

堀田竜成

運命だった“大原空”との出会い

– そして路上ライブ中に、スカウトされたと。

堀田竜成
はい。エイベックスさんにスカウトしていただきました。その頃ちょうど劇場版SOARAの大原空役のオーディションの話が来ていたということで、「ちょっと行ってみないか」ってすごい軽い感じで言われて。それがオーディションの二日前くらいのことで。当時まだ訪問看護師の仕事があったので、練習も何もできないまま、仕事が終わってから夜、オーディションを受けました。オーディションではセリフを読んだり、ギターを弾いたり。
そしたら、「絶対にこいつだ!」って、審査員全員一致で決まったということで、即答でOKの返事が来ました。

– 伺った話では、堀田さんは大原空役のイメージにまさしくピッタリだったということでした。スカウトも劇場版SOARAの役を探していたというわけではなく、スカウトした直後にその話が来たということで、なんだか運命的なものも感じますね。

堀田竜成
いやぁ、ほんとに運命的でした。大原空くんの物語は、昔、音楽やってたけど挫折したことがあって、でもやっぱりまた音楽をやりたいと思い始めたという少年。これを見た時、「あれっ?なんだか俺に似ているな」って、これは是非やりたいと思ってオーディションを受けたんです。
空くんの内面をより深く知った今、この役は俺で良かったなって改めて思いますね。

– もともと音楽をやりたいと上京したところ、いきなり映画の主演というのは大変なこともあったのでは?

堀田竜成
いやぁもう、苦労だらけで、ほんとに大変でした(笑)
主役だったので、なんせセリフ量が多いんですよね。どのシーンにもセリフがあるので、セリフを覚えることがまずものすごく大変で。
俳優さんそれぞれの覚え方があるみたいで、共演の植田慎一郎くんだったり、石渡真修くんだったり、あと沢城さんは演劇経験があるので、そういった先輩たちなりの覚え方を全部聞いて、全部トライしてみて、自分には何が合っているのかなって頑張って覚えました。周りの人たちに支えられながらできた映画かなと思います。

SOARAメンバーの印象

LET IT BE -君が君らしくあるように-
沢城千春/石渡真修/堀田竜成/吉田知央/植田慎一郎

– その相談された方含めて、SOARAのバンドメンバーの印象について教えて下さい。

堀田竜成
石渡真修(いしわたりましゅう)くんは、ものすごく優しくてお兄ちゃん的存在ですね。反面厳しい面もあり、しっかりドンって支えてくれるそんな存在です。

植田慎一郎(うえだしんいちろう)くんは、演技について熱心で、的確に指導してくれるので、僕も向上心持って向き合うことができたと思います。

吉田知央(よしだちひろ)くんは、一番大人っぽく見えて、実は最年少の20歳で、この子は20歳って感じの子ですね。しっかりしてそうですごい可愛い男の子で。めちゃめちゃ可愛いがってます(笑)

沢城千春(さわしろちはる)さんは、声優業も演技もたくさんされている方なので、尊敬できる先輩、こうなりたいなって思える、まさに自分の理想の方です。また、周りに気配りされる方で、現場の片付けも手伝ったりされるんですよ。最年長なのに。ほんと、尊敬しかないです。

堀田竜成、今後の目標

– 堀田さんご自身、今後どういう活動をしていきたいと思っていますか?

堀田竜成
最初は歌手志望だったんですけど、だんだん演技も楽しくなってきたので俳優活動もやっていきたいですし、声優に憧れた時期もあったので、声優もやってみたいですし、勿論、音楽活動も頑張っていきたいと思います。芸能活動を通して、いろんな方に元気や勇気を与えられるような、そんな存在になりたいなって今は思っています。

– そういう意味では「ツキノ芸能プロダクション」はいろんな可能性がありますね。

堀田竜成
はい。ありがたいです(笑)

堀田竜成

『LET IT BE -君が君らしくあるように-』の見どころ

– 最後にご自身のスクリーンデビューとなった『LET IT BE -君が君らしくあるように-』の見どころについてお聞かせ下さい。

堀田竜成
空くんが中心になって話が進んでいくんですけど、ドラマCDには描かれていない5人それぞれの物語もギュッとつまっていて、各々の心境だったりにも注目してみてください。
そして、空くんがなぜまた音楽を始めようと思ったのか、石渡真修さんが演じる守人とのブランコのシーンは特に熱意がこもったシーンなので、そこをしっかり観ていただいて、空くんの気持ちを皆さんと共有できたらなと思います。

堀田竜成

[インタビュー・写真:Jun Sakurakoji]

映画『LET IT BE -君が君らしくあるように-』

「この歌は俺だけの歌じゃない。みんなで一緒に作った、最強の歌だもんな。だから……さぁ、音楽をはじめよう!」

≪物語≫
音楽が大好きな少年・大原空は、中学二年生の時に授業の課題で一曲の歌、「LET IT BE」を作る。
それを軽い気持ちで動画サイトにアップしたところ、一夜にして大ヒット。一般のニュースにも取り上げられて、一躍時の人となったのだった。自信を持った空は楽曲制作に夢中になっていく。しかし、その後作った歌の評判はどれも思わしくなく、ついには空を攻撃するようなコメントも飛び交うように。傷ついた空は、音楽に触れることをやめたのだった。時は流れ、空は高校二年生となり、「三年生を送る会」のメンバーとして、校内を忙しく走り回っていた。会の目玉の一つとして、在原守人、神楽坂宗司、宗像廉、七瀬望と即席バンドを組んでライブをすることになったのだ。「この歌は俺だけの歌じゃない。みんなで一緒に作った最強の歌だもんな。だから…… さぁ、音楽をはじめよう!」

出演:堀田竜成 石渡真修 吉田知央 植田慎一郎 沢城千春/江口拓也 土岐隼一/おかやまはじめ
原作:ツキノ芸能プロダクション『ALIVE』シリーズ(ムービック)
脚本:ふじわら  監督:伊藤秀隆
主題歌・楽曲提供:じょん(滝沢章)
製作:劇場版SOARA製作委員会
配給:キュー・テック
2019年/日本/カラー/シネスコ/ 103分/ 5.1ch / G
©ALIVE THE MOVIE
公式ホームページ:soara-movie.com

90秒予告編

場面写真ギャラリー

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10月4日(金)より、池袋HUMAXシネマズほか全国公開!