2月25日、岩手県久慈市アンバーホールにて、「第5回北いわて学生デザインファッションショー」が開催された。これはアパレル産業が盛んな北いわて地区の次代の若者の育成を目的としたもの。
第5回は、久慈にゆかりの深いのんさんが登壇。自身のデザイン画を元に、オール久慈メイドということで、久慈市内6社が実際の衣装に仕立て、久慈在住の高校生がモデルでのランウェイ披露も行われた。(フォトギャラリー&動画ニュース)

「第5回北いわて学生デザインファッションショー in 久慈」に登壇した のんさん

北いわて学生デザインファッションショー(KGDF)とは

「北いわて学生デザインファッションショー」は、岩手県北地域の国内有数の高品位アパレル(縫製)産業集積地域の情報発信とともに、次代のアパレル産業を担う人材育成を目的に毎年開催しており、本年で5回目を迎える。
昨年までは二戸市で開催されていたが、二戸市・久慈市を含む「北いわて地区」は縫製業が盛んで、全製造業に対する従業員数割合は14%を超える。これは岩手県全県はもちろん、全国平均よりも非常に高い数値になっている。

繊維業従業員割合
  繊維割合
岩手県全県 6.2%
北いわて地区 14.1%

出典:平成26年工業統計調査

『北いわてはアパレルの聖地だ。』

岩手県久慈市の観光キャッチフレーズは、「白樺ゆれる 琥珀の大地 海女の国」。また、NHKドラマ『あまちゃん』で有名になり、観光分野に注目が集まっている。
一方、産業の分野では、久慈は縫製業がとても盛んである。
久慈市・二戸市といった「北いわて地区」には、優秀な縫製業者が集積している。
この地域の縫製関連企業の特徴としては、その高い技術力が国内の高級ブランドメーカーから認められていることである。ここで生産される縫製製品は、一般的な婦人服・こども服にとどまらず、水着や武道具、作業ユニフォームなど、高度な技術を必要とする高付加価値化された競争力のある製品を日本国内にとどまらず、世界にも発信している。

久慈地域縫製業.net

久慈地域縫製業.net(http://kuji-made.net/)では、久慈地域の8つの企業が紹介されている。
各社、その縫製技術の高さだけでなく、品質管理や提案型の縫製活動、人材教育・「人財」育成などに注力し、日本のモノづくりの本来の姿を発揮している。
また、地元の若手の採用や働く環境の改善やエコ活動など、積極的な労働環境の改善への取り組みなども行われている。
先述したように、「北いわて学生デザインファッションショーは、「北いわて地区」の縫製業の次代を担う人材育成を目的に開催されているのである。

第5回北いわて学生デザインファッションショー in 久慈

日時:2018年2月25日(日)13:00~15:30
会場:久慈市文化会館(アンバーホール)大ホール
主催:一般社団法人北いわてアパレル産業振興会
共催:岩手県県北広域振興局、久慈市教育委員会
協力:学校法人文化学園、文化ファッション大学院大学、岩手県美容業生活衛生同業組合、専門学校北日本ヘア・スタイリストカレッジ、専門学校盛岡カレッジオブビジネス、盛岡ヘアメイク専門学校
公式サイト:http://kgdf.jp/

プログラム
(1)北いわてアパレル産業振興会ファッションショー
(2)北いわて仕立て屋女子会ファッションショー&農業青年ユニフォームファッションショー
(3)北いわて学生ファッションデザイン表彰式&ファッションショー
(4)「のんさん」を迎え、ファッション&トークショー
(5)文化ファッション大学院大学ファッションショー

のん特別賞に輝いたのは?

北いわて学生デザインコンテスト表彰式&ファッションショー

学生から事前に応募があったデザインのコンテストも行われ、奨励賞・優秀賞に輝いた作品が表彰された。
優秀賞作品については、デザイン画を元に、北いわて地区のアパレル業者が、パターンから縫製までを行い、モデルのサイズに合わせた服に仕上げ(生地の提供は東レ株式会社)、プロモデルによるファッションショーも行われた。
さらに、優秀賞の中から、「のん特別賞」「銀賞(久慈市長賞)」「金賞(岩手県知事賞)」「最優秀賞」の4組が選ばれた。
受賞作品と受賞者は次のとおり。

のん特別賞
作品名:「女性らしさ」
受賞者:鎌田亜美さん(岩手県立紫波総合高等学校3年)
選考理由(のんさん):
ラインがすごくきれいで魅力的だったので選ばせていただきました。

のん特別賞 – 作品名:女性らしさ

のん特別賞 - 作品名:女性らしさ

「のん特別賞」の表彰状を読み上げるのんさん

銀賞(久慈市長賞)
作品名:「Love」
受賞者:苅谷玲奈さん(岩手県立軽米高等学校3年)

金賞(岩手県知事賞)
作品名:「久慈の海」
受賞者:奥地伶凪さん

最優秀賞
作品名:「みどりーマン」
受賞者:三浦明莉(岩手県立花巻南高等学校3年)

のんさんオリジナルデザイン衣装

テーマは『思春期』

のんさんデザイン画
のんさんデザイン画

のん
自分自身がまだちょっと思春期に入ったところみたいな子供っぽいところがあって、そのまま自分の中の思春期を表現してみました。

デザインのポイント

のん
10代の頃の気持ちの自由さ、どこまでも行けるんじゃないかっていうパワーの強さがありつつ、リュックのヒモで締め付けているところは、そのパワーを発散するのが上手じゃない感じを表現しています。

のんデザイン衣装のファッションショー

のんさんデザイン画を元に、久慈アパレル関係の事業者が実際の服に仕立て上げ、また地元久慈の高校に通う現役女子高生がモデルとなり、ファッションショーを行った。

のん
自分がデザインしたものをこうやってお洋服にしてもらうのは初めてなので、嬉しいですね。すごい感動しています。

モデルの女の子
最初デザインを見た時にすごくかわいくてワクワクして、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
実際の服はもっとかわいくて、着てみると気分がアガりました。
(隣に立っているのんさんの目を見て)すごいキラキラしています!

自分でデザインしたものが実際の服になって喜ぶのんさん

のんさんデザイン画を実際の衣装に仕立てたオール久慈アパレル企業

トップス:岩手モリヤ(株)
スカート:(株)東京ドレス研究所
リュック:ミドリ久慈衣料(株)
パニエ:(株)県北ファッション
レギンス:(株)プランタンいずみ
スカート生地:日本武道具製造(株)

のん & 達増知事トーク

のん / 達増拓也知事

– のんさんの今日の衣装のポイントは?

のん
今日の衣装はスカートのプリーツが学生っぽいんじゃないかってところがポイントです。

-知事が公務で、ファッションでこだわっているところは?

達増知事
ネクタイだけは岩手県産のをつかうようにしています。

– のんさんが洋服を選ぶ時のこだわりは?

のん
形がだるんとしたのが好きなので、ちょっとサイズが大きめのやつとか選んだりしますね。

-4月に創作あーちすととして個展を開催されると伺いました

のん
今、描き下ろしているところで、いろいろと作品を考えています。

最後に若者のみなさんに向けてのメッセージ

達増知事
ファッションとアパレルの分野で充実した岩手県ですから、岩手にいながらにして、全国の最先端、さらには世界にも飛び出ていけるような仕事に挑戦していってほしい。
県外のみなさんもぜひそういう岩手と仲良くしていってほしいと思います。

のん
今回のような学生向けのファッションショーというのはほんとうに素晴らしいなと思って、こういう作品を発表できる場があるっていうのは、ほんとに素敵なことだなと思います。
みなさん、楽しく・自由に突き進みましょう!

動画ニュース

のん デザイン衣装も登場!第5回北いわて学生デザインファッションショー in 久慈

※楽曲の権利関係により、ランウェイシーンなど一部BGMを差し替えています。

フォトギャラリー

[写真:Ichigen Kaneda / 動画・記事:Jun.S]