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「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

「この世界の片隅に」公開連続1年イベント。ロングVer発表も。

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

岩井七世、のん、片渕須直監督、尾身美詞、真木太郎プロデューサー

2017年11月12日、テアトル新宿にて「この世界の片隅に」の連続上映1周年を記念する舞台挨拶が行われ、片渕須直監督、真木プロデューサー、そして声優をつとめた、のん、尾身美詞、岩井七世らが登壇しました。
この一年間を振り返ってのコメントがそれぞれ語られる中、片渕監督は、映画を観てくれたお客さん、映画を上映し続けてくれた映画館関係者に感謝の言葉を述べました。
また、サプライズ発表として、真木太郎プロデューサーより、ロングバージョン制作発表もあり、観客は拍手喝采。のんさんも「これから作るんですか?」と驚いていました。
2016年11月12日劇場公開当初、63館で上映が始まった本作。翌2017年2月には300館を超えピークに達するも、その後も途絶えることがなく全国各地で上映が続けられ、2017年9月15日にDVD/Blu-ray発売後の今日も劇場公開が続くという驚きのロングラン記録を続けています。
(記事最後に、「この世界の片隅に」有志ファンの方々ご提供による上映館数経緯寄稿文記載)

 

舞台挨拶は上映後に行われ、本作製作宣伝の山本氏がMCを務め、客席と共に登壇者の名前をひとりずつコールしてステージへと迎え入れました。
片渕須直監督は「この365日、1日1日が充実していました。この映画を通して、作品世界のほんの少し外側にいらっしゃる方々の話をたくさん聞けたのがありがたかった」とこの1年を振り返りました。

のんさんは「1年前の初日の舞台挨拶の時の気持ちを思い出して緊張してきました」と、コメントしながら小躍りするような仕草をし始め、それを観た片渕須直監督が「のんちゃんの動きがおかしくなってきたね(笑)」と、のんさんの動きを真似する動きをし、客席の笑いを誘っていました。

真木太郎プロデューサーは、「1周年は特にトロフィーも賞状もないんですけども、ほんとに名誉あるありがたいことだと思っております。」と語った後、片渕須直監督に許可を求めつつ、サプライズとして「この世界の片隅に」のロングバージョンの制作発表を正式発表しました。
これには、登壇者も客席も大盛り上がりで大きな拍手に包まれました。

そして最後に片渕須直監督は、「(この1年は)映画館とぼくら映画を作る側が近くなったし、映画館とお客さんの関係も密になった。こんなふうに映画を愛していただけるとありがたいです。」と締めくくりました。

1周年記念舞台挨拶

※1周年を記念して、ほぼノーカットでお届けします。

山本(MC:「この世界の片隅に」制作宣伝)
ゲストの方々をお招きするにあたってみなさんのコールでお招き入れしたいと思います。
それではみなさんで片渕監督をお招き入れしたいと思います。片渕さん!片渕さん!
続きましてのんちゃんをお招きしたいと思います。いきますよ!
せーの、のんちゃん!のんちゃん!のんちゃん!
(拍手&掛け声)
「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

最初のあいさつ

片渕須直監督
「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶
もう1年経ったのかなという気持ちもありますし、ずっといろんなことをやってきた一年でもあったし、まだまだこれからという気持ちもあるんですけど、ここにのんちゃんと二人で、あと山本さんと三人で立っていると、昨年11月12日のことをありありと思い出します。ほんとに同じ風景をもう一回見てるんだなぁという気がします。
こんなに満席になっていただいて、立ち見の方もありがとうございます。
一年ってすごいですよね。ほんとに一年間ずっと映画館で上映し続けていただいているというのはほんとにすごいことだなぁと思います。そしてなによりもそれはお客さんがずっと来ていただいたからということなんですが、ほんとうにありがとうございます。感謝しております。

(拍手)

のん
こんにちは。11月12日、今日が1周年ということで、ほんとに私も感動しています。
一年間、映画が上映されるってほんとにすごいことだなぁと、ほんとに胸がいっぱいです。みなさんとお会いできてとても嬉しいです。よろしくお願いします。

片渕須直監督
今気づいたんですけど、(私とのんちゃんと)立ち位置が逆だ。

のん
(笑)
「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

一年目を迎える思い

山本(MC)
まずこの一年をどのような思いで迎えているかお聞かせ下さい。

片渕須直監督
ロビーにたくさん賞状とかトロフィーとか飾っていただいているんですけど、入り切らなかったんで一部なんですね。
それだけたくさんの方々にこの映画を観ていただいたからで、なかには、海外からのものもあります。
そんなふうに国内だけではなくて、いろんな国の方々にまでタンポポの綿毛のように広がっていっているんだなぁと、誰かの心に届いているんだなぁという実感を、毎日毎日思いながら、噛み締めながらの今日の366日目なんですけども、これがまだまだ続くことを願っているわけですね。まだまだ応援していただけるとありがたいなと思います。今日はほんとにありがとうございます。

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

のん
そうですね、ほんとにすごいことだなぁと興奮していますね。監督が一年間、毎日のようにスクリーンがある場所があれば足を運んでいらっしゃるのを見ていましたので、監督をはじめ、製作者の皆さまと、観てくださる皆さまと、同じ気持ちで映画を思うことができたのではないかなと思っていて、ここまで一年やってこれて、すごく気持ちが高ぶっています。
(拍手)

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

一年前の公開初日の思い出

山本(MC)
一年前の劇場公開初日のことってどのように覚えていますか?

片渕須直監督
初日、ここ(テアトル新宿)で2回舞台挨拶をして、それから渋谷ユーロスペースに行って、次の日の13日はのんちゃんたちは、関東地方のいろんな映画館を周って、ぼくは、広島での舞台挨拶のために渋谷から新幹線の駅まで行ったのを覚えています。
その間にもたくさんの方々にいろんな言葉をかけて頂いて、そして、消しゴム版画をもらいました。

のん
はっ!消しゴム版画!

片渕須直監督
もらいましたね。
ほんとに思い出もいただきましたけど、なによりもこちらが作ったものが届いたのかなぁというのが、上映が終わって劇場から出てくる客さんの表情を見て、確かになにかが伝わったんだなぁというのが十分わかったような気がしました。
その瞬間は、なにかどこかにたどり着けたんだなと思ってたんですけど、今日を迎えて、まだまだ輪が広がる広さがこの作品にはあるんだなということを実感しつつ今日を迎えております。

のん
ほんとに緊張しきりだったのを覚えていますね。私は最後にすずさんの声として作品に参加させていただいたわけなんですが、ほんとにすばらしい作品が誕生したって自分の中で興奮していて、それを大切に届けなきゃと使命感みたいなものを抱きながら、初日を迎えていたので、緊張しまくっていました。
監督とコトリンゴさんと登壇させていただいて、すごく(のんさん、手をヒラヒラとさせはじめる)・・・
「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

片渕須直監督
(のんちゃんの)動きがおかしくなってきましたね(笑)(監督がのんさんの動きを真似る)
「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

(会場笑)

のん
一年前の気持ちを思い出していきなり緊張しだしてしまって(笑)
ほんとに思い出すと緊張がよみがえってしまうくらい(笑)
そのときは公開されることを嬉しく思っていました。

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

この一年で印象に残っていること

山本(MC)
完成試写から今日まで特に印象に残っていることを一つお願いします。

片渕須直監督
たくさんの人の顔が浮かんできて、ひとつに絞りきれないくらいです。
初めは、舞台挨拶は上映前にしようかと言ってたこともあったんですが、映画を観たあとにたくさんの方がお話や言葉をかけてくださるんですね。
僕が映画の中に描いたすずさんがいたあのちっちゃな片隅のね、ほんのちょっと外側にいた呉や広島の人たちのお話をたくさんいただきましたし、もっと更に外側にいた方々のお話もいただきました。
そうやって映画を観ていただいたあとのお客さんと、相対したりすることができてほんとによかったなと思います。ぼくたちはもっともっとたくさんの物語をいただいたような気がします。
ほんとにありがたい一年間だったと思います。

(拍手)

のん
レコーディングの時に、片渕監督とたくさんお話をさせていただきながら、すずさんのことを考えていたのを思い出します。ごはんを食べるのを忘れるほど集中していたなってこととか。
クラウドファンディングという形から始まって、で、私は最後の方に参加させていただいたわけなんですが、監督をはじめ製作者のみなさんと共に、観てくださるみなさんが製作者の一員かのようにこの作品に参加してくださっているようなところがあって、作品を応援する気持ちみんながひとつになって映画として最上の形になっています。
私もそこに関わらせていただいて、胸が熱くなったというかそういう気持ちをすごく思い出します。

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

片渕須直監督
一年前の明日は、11月13日は、PAが壊れて、のんちゃんが肉声で舞台挨拶をするという(笑)

のん
ハハハ(笑)

片渕須直監督
それから、新所沢で舞台挨拶をした時は、ぼくがなんと遅刻して行ったので、のんちゃんが15分ワンマンショーをして(笑)

のん
あぁ、そうでした!
混雑していたんですよね。交通が。

尾身美詞さん、岩井七世さん登場

山本(MC)
それでは、尾身美詞さん、岩井七世さん、どうぞ!

(おふたりをコールで呼び込み)

尾身美詞(径子 役)

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

尾身美詞(径子 役)

みなさん、1周年おめでとうございます!
(拍手)
ありがとうございます。もうほんとに夢のようです。
365日映画館で上映され、そしてなんとこんなにたくさんの方々と1年をお祝いすることができて、なんて素晴らしいことなのかなと思って胸がいっぱいです。
これから先もまだまだたくさんの人の心に届くといいなと思っております。これからも引き続きよろしくお願いします。

(拍手)

岩井七世(白木リン 役)

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

岩井七世(白木リン 役)

気づけば1周年ということでおめでとうございます。ありがとうございます。白木リン役の岩井七世です。
この1年、ほんとに嬉しいことがたくさんで、こうして初めて会う方ともこの映画のお話で、つながることができたり、一年かけてこの映画がみんなの映画になったんじゃないかなと思います。
世界中には、こんなにたくさんの映画祭があるんだってことも私はけっこうビックリしてしまって、先日もキネコ国際映画祭で賞をとったりとかのニュースを聞くたびに、なんだかすごいことだなと思っております。
こうして1周年経って舞台挨拶ができていることもほんとに素晴らしいことだと思いますので、ほんとに感謝しつつ、これからもこの映画がたくさん旅して行きますように、引き続きよろしくお願いします。

(拍手)

尾身美詞
この作品はイベントがたくさんあって、直接応援してくださる方々のお顔を拝見してお話をしたり。
私はあまりツイッターはやってないんですけども、監督のようには(笑)
なんですが、コメントなどで、たくさんの方が径子さんのこのセリフがよかった、このシーンがよかった、すごく心に残ったということを、直接伝えてくださって。
広い日本中のたくさんの人達が、この作品を自分のこととして感じてくださっているからこんなふうにずっとずっとみなさんが愛してくださって、それが世界に広がっているんだなって感じて、なんて幸せことかなと思っています。
この作品をこれからも皆さんの力でたくさんの人たちの元に届けてほしいなと思っています!ありがとうございます!
(拍手)

岩井七世
私もほんとにこの映画を通してたくさんの人とお話をする機会を与えて頂いたりとか、なんか他人とは思えないような距離感でこの映画のお話ができたりとかして、ほんとに嬉しかったです。
最初のその機会をいただいたなと思ったのが、公開して一週間後の新宿ロフトプラスワンで、新谷さんとか尾身さんとか監督とかが出ているところを観に行った時です。
お話を聞いている時に、「じゃ、上がってきなよ」って舞台上に上げていただいて、すごく歓迎していただいたんですね。
で、終わってから、客席に戻ってタコヤキを食べていたら、周りの方たちが話しかけてくださって、ほんとにこの映画ってたくさんの人たちと出会うきっかけになりましたし、こんなふうに1年間、映画のことをずっとかみしめて、みなさんひとりひとりとお話して、またこうして顔を見て、会える機会があったっていうことがほんとに奇跡のようだな、夢のようだなと思っています。楽しい一年でした。

真木プロデューサー登場

山本(MC)
それでは真木太郎さんをお呼びしたいと思います。
(真木さん、真木さん、真木さん!)

真木太郎プロデューサー

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

片渕須直監督、真木太郎プロデューサー

みなさん、こんにちは。1周年ということで今日はありがとうございます。
1周年というのは、最近ではほんとに大変なことで、テアトル新宿をはじめ、関係者の方々ほんとにありがとうございますと、お礼申し上げます。
1周年は特にトロフィーも賞状もないんですけども、ほんとに名誉あるありがたいことだと思っております。
さて、1周年ということで、監督、あの話をしちゃいましょうか。

片渕須直監督
あの話?あの話ってどれなんだよ(笑)

(会場笑)

真木太郎プロデューサー
私の方から正式に(発表します)。
巷でささやかれていますロングバージョン、ちょっと時期はまだ確定していないんですけど、皆さんにお見せすることになりました。
(会場大拍手)

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

真木太郎プロデューサー

のん
作るんですか?

片渕須直監督
これから作ります。
また、みんなにも出演してもらいます。

のん
そうなんですね!

(会場拍手)

真木太郎プロデューサー
正式発表です(笑)

山本(MC)
真木さんが今日この話をするということは、事前の打ち合わせでは聞いておりません!

真木太郎プロデューサー
長い時間待たされから何を話そうかと(笑)

町山智浩大賞メダル授与

東京テアトル関係者
町山智浩さんが、「この世界の片隅に」を2016年町山智浩大賞に選んでいただいので、町山さん自身が作られたメダルを預かっています。首からかけていただけますか?

片渕須直監督
あ、ほんとだ。
町山大賞いただきました!町山さん、ありがとうございます!
「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

町山智浩氏手作りの「2016年町山智浩大賞」メダルを首にかける片渕須直監督

最後のあいさつ

真木太郎プロデューサー
ありがとうございます。まだまだ続くかわからないですけど、これまで支えてくださったお客様に感謝いたします。ほんとうにありがとうございます。

岩井七世
本日はほんとうにありがとうございます。朝からこんなにたくさんの方に来ていただいて。なんか嬉しくなっちゃいました。
あっという間なのかようやくなのか、一年経ったということで昨年の今頃のことを思い出すとね、きっと私だけじゃなくてみなさんも感慨深いものがあるかと思います。
一年、二年、三年、十年、百年と、ずっと続いていけたらいいなと思うので、私もこの先も何度もDVDで観たり、また映画館でも観たいですし、先ほど真木さんから衝撃の発表もあったということで、今後の未来にも期待しつつ、これからもよろしくお願いします。ありがとうございます。

尾身美詞
一年ってほんとすごいですね。昨年ゼロ歳で誕生した赤ちゃんが、一歳まで成長したんだなと思いました。
でもまだまだこれから一歳の子供が、どんどん大きくなって、幼稚園に行って小学校に行って、大学に行って大人になって育つように、この映画もまだまだたくさん成長していってくれたら嬉しいなと思います。ほんとにほんとにありがとうございました。

のん
みなさん、今日は1周年のお祝いにお集まりいただき、ほんとうにありがとうございました。
1周年って、長いような短いようなっていう感じで、ほんとに不思議な気持ちなんですけど、今日こうやってみなさんとステージに立ってみると、まだまだ「この世界の片隅に」は続いていくような気がしていて、ロングバージョンも正式発表されたということで、また結集してみなさんと作っていくんだなと思うと、頑張らなければと気合が入りました。


がんばってね!

のん
おーっ!
なので、みなさんまた一緒に製作者の一員かのように宣伝をよろしくお願いします。

(会場笑&拍手)

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

片渕須直監督
ぼくは早かったとか短かったとか全然思わなくて、一日一日、すごく充実していた日が、365日ずっと続いていたような気がするんですね。あちこちでいろんな劇場に出向いてお話させていただいたし、何よりも365日の膨大さっていうのを思った時に、その間ずっと映画館で上映してくださったことがほんとにありがたいなと思っています。支配人、ありがとう!
(会場拍手)

のん
浦野(支配人)さん!

片渕須直監督
全国3百数十箇所の映画館でずっと上映していただいたわけなんですけど、それぞれのところでお客さんがたくさん来ていただいてくれましたし、ぼくたちが行った時にはものすごく歓迎していただいて、それぞれの映画館の方たちもすごく喜んでいただいたことがわかりました。
ここ(テアトル新宿)は、浦野支配人。そして昨年、ここのあと、渋谷ユーロスペースに舞台挨拶に行ったんですけど、そこは北條支配人なんですね(笑)
映画館とぼくら映画を作る人間の関係がすごく近くなった気もしますし、映画館とお客さんの関係もすごく密なものになった気がします。
みなさんが描いてきてくださった似顔絵とかもずっと展示していただいたし、今日も寄せ書きのコーナーを作っていただいて、これからも僕達の映画がずっと続いていくといいなと思います。
そういう映画館と、映画作る人間と、それからお客さんたちの関係がずっとずっと続いていくといいなと思います。
これからもこのように映画を愛していただけるとありがたいなと思いますし、映画館に足を運んでいただけるとありがたいなと思います。
今日は1周年と言ってますけど、366日目なので2年目の始まりです。まだまだあちこちで上映が続くといいなと思っていますので、これからも映画館のスクリーンですずさんに会いに来ていただけるとありがたいなと思います。どうもありがとうございます。

(会場拍手)

山本(MC)
それではおひとりずつみなさんで拍手したいと思います。

のんさん!

尾身美詞さん!

岩井七世さん!

真木太郎さん!

すべてのキャスト&スタッフのみなさん!

テアトル新宿をはじめてすべての上映劇場のみなさん!

そして、今ここにいるお客さんと、ずっと・・・(涙)

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

思わず涙ぐむ、「この世界の片隅に」製作宣伝担当 山本氏

ずっと応援してくださっているすべてのお客さんに!
ありがとうございます!!!
(拍手)
そして、そしてすべてのはじまり、片渕須直監督に!!

(掛け声&拍手)

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

テアトル新宿ロビーの特設寄せ書きコーナーにコメントを書く、片渕須直監督

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

続けて、真木太郎プロデューサーも。

「この世界の片隅に」劇場公開連続1周年記念舞台挨拶

舞台挨拶後、サイン会をする片渕須直監督

[写真:Ichigen Kaneda / 写真・記事:Jun.S]

「この世界の片隅に」上映館数の推移(寄稿)

[Special Thanks:上映館データ情報提供にご協力いただいた「この世界の片隅に」ファン有志の方々]

2016年11月12日(土)、全国63館で劇場上映がスタート。小規模公開ながら初回の週末興行収入ランキングは10位と健闘。1ヶ月後の12月初旬には4位に浮上し、年末には公開劇場が100館を突破。

年が明けて2017年。第90回キネマ旬報ベスト・テン、第71回毎日映画コンクールなどで受賞が相次ぎ、1月中旬には累計劇場数200館、2月中旬には300館を突破し、上映規模はピークに達した。

その後、3月中旬から各地で上映が終了していったものの、片渕監督が広島平和記念式典に参加した8月には、全国20館以上もの劇場で上映・再上映が相次いだ。公式発表では8月1日での累計劇場数は383館(予定館含む)。

一方、6月以降は劇場上映と並行して、地域の非劇場上映会が全国で始まった。これまで文化センターや学校、そして野外でも上映会などが開催され、来年1月までの予定を含めると累計約450箇所で地域上映会が開催されることになる。
中には映画館がない地域での上映や、より身近な施設で観られるよう企画されたものも、学校教育の一環など、老若男女幅広い世代を対象としている。

公開から一周年を迎える今月以降も、劇場上映や地域上映会はまだまだ続いていく。9月15日にBD&DVDが発売された後もなお、こうした息の長い上映活動が続いていることに世間の注目が集まっている。

「この世界の片隅に」上映館Googleマップ(たっぷり氏提供)

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