私の恋人
渡辺えり/のん/小日向文世

女優・のんが現在、自身初となる舞台「私の恋人」のツアー中だ。8月7日のプレビュー公演を皮切りに、これまで全国6ヶ所の地方公演を終え、いよいよ8月28日より東京公演がスタートする。
その東京公演初日に、関係者・メディア向けゲネプロが行われた。合わせて渡辺えり、のんのコメントも届いた。(ゲネプロフォトギャラリー)

舞台「私の恋人」は、劇作家・演出家・女優の渡辺えりが主宰し、昨年結成40周年を迎えた「オフィス3○○(さんじゅうまる)」の新作音楽劇で、メインキャストは、渡辺えり、小日向文世、のんの3人だ。
原作は、今年、第160回芥川龍之介賞を受賞した上田岳弘が、2015年に発表した同名小説。上田は、同作で第28回三島由紀夫賞を受賞している。
舞台版は、渡辺えりが脚本を執筆し、原作小説のテーマはそのままに物語や登場人物など、9割近く変えられているが、原作者・上田は快諾している。
変更となった物語設定では、登場人物が多く、渡辺えり自身の念願だった“たくさんの役柄を少人数で演じきる”という手法に挑み、時を超え、性を超え、物理も超えて30の役をたった3人で演じる。

私の恋人

コメント

渡辺えり
今日からいよいよ東京公演です。
今まで、兵庫・鹿児島・山口・福岡・久慈(岩手)、山形を周ってきまして、「3人の役者の個性もとても出ている」「オーディション組の天使たちも素晴らしい」と、お客さんの評判が想像以上に良くてとても嬉しいです。
今までは大きめのホールでやってきましたが、東京は小劇場ですので、緻密にテーマが色濃く出るように、またさらにみんなで気持ちを引き締めて頑張って、面白い舞台にしたいと思っています。

私の恋人
渡辺えり

のん
本多劇場でやれるということで、すごく心待ちにしてました。
地方公演を回って、色んなお客さんの反応を見てきたので、東京のみなさんはどうみていただけるのか、すごくワクワクしています。
自分が本多劇場にえりさんの舞台を観にきたりして、観る側でワクワクさせていただいた劇場だったので、自分が出れることになって嬉しいです。
気合いをいれて頑張ります。

私の恋人
のん

舞台の見どころ

私の恋人

30の役を3人で!次から次へとキャラクター・衣装が変化していく

本舞台の見どころのひとつは、なんと言っても30の役を3人で演じきるという点。
時・人種・性を超え、瞬時に衣装の早替わりと共にキャラクターを演じ分けていく。時には舞台上で衣装を着替えながら別のキャラクターに切り替わることも。
のんは、10万年という時を超えて3度生まれ変わる主人公・井上ユウスケ、そして、白猫、制服姿の女子高生、アボリジニの娘などと変化していく中、彼女の音楽活動とぴったり当てはまる、ギターを弾きながらの歌唱シーンも登場。のんと渡辺えりとの合唱も交えつつ、歌いながら踊るというシーンも必見だ。

私の恋人

そして、圧巻の小日向文世の芝居の迫力。そこに同じくベテラン俳優の渡辺えりが合わさり、そして、のんの芝居が重なる。
女優・のんの演技を生で体感、しかもいくつものキャラクターを様々な衣装で演じ分けるということで、のんファンはもちろん、舞台観劇ファンにとっても見応えたっぷりだろう。
また、本舞台は、令和の今の時代としては珍しい、斬新で実験的な構成となっており、本舞台で初めて生の演劇を体験する方は、少々敷居の高さを感じることもあるかもしれない。しかし、わかりやすいものが求められがちな今の時代に、観る者に深く考えさせる本舞台が上演されていることを、本稿では高く評価したい。
“私の恋人”とは果たして誰にとっての恋人のことなのか?自身に置き換えても楽しめる舞台だ。

私の恋人

ゲネプロ終了後、ほとんど休む間もなく、キャストとスタッフがステージに再集結し、ちょっとした立ち位置や、舞台に登場、あるいははけるタイミングと、ひとつひとつ細かい点を修正していく。本番直前、最後の最後のギリギリまで舞台のクオリティに妥協を許さない光景がそこにあった。

私の恋人

東京公演は、8月28日(水)より9月8日(日)まで、本多劇場(東京・下北沢)にて。

※本稿は速報版です。後日、完全版レポートとして追記予定。

ゲネプロフォトギャラリー

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ゲネプロダイジェスト動画
※後日配信予定

◉東京公演
日程:8月28日(水)〜9月8日(日)
会場:本多劇場(東京都世田谷区北沢2-10-15)
※9月4日(水)夜公演 追加!

公式サイト:http://office300.co.jp/watashino.html
公式Twitter:https://twitter.com/300watashino

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のんビデオメッセージ

【インタビュー】のん「小日向さんとは不思議なご縁」。初舞台音楽劇『私の恋人』

以下は終了公演

◉プレビュー公演
8月7日(水)14:00開演 東大和市民会館ハミングホール 大ホール

<地方公演>
兵庫:兵庫県立芸術文化センター
8月 9日(金) 10日(土)

鹿児島:宝山ホール(鹿児島市文化センター)
8月13日(火)

山口:山口市民会館 大ホール
8月15日(木)

福岡:大野城まどかぴあ 大ホール
8月17日(土) 18日(日)

岩手:久慈市文化会館 アンバーホール 大ホール
8月22日(木)

◉山形公演
やまぎんホール(山形県民会館)
8月25日(日)

[写真:Ichigen Kaneda/記事:Jun Sakurakoji]