3月16日より公開の映画『不器用な彼女』に出演する土山茜さんに、本作についてのお話を伺いました。
土山茜さんと言えば、TVドラマ「おっさんずラブ」やMOOSIC LAB 2018【短編部門】で審査員特別賞・観客賞・最優秀男優賞受賞の映画『日本製造/メイド・イン・ジャパン』などの映像作品を中心に活躍中。
女性には共感を、男性には恋愛参考書としてこの作品を観てほしいと語ってくれました。

主演・土山茜 インタビュー

映画『不器用な彼女』
土山茜

– 映画『不器用な彼女』についてご紹介ください。

土山 茜
恋愛下手なOL「前田莉子(まえだりこ)」(演・土山茜)と、莉子の同僚で、恋愛が得意なOL「松山美希(まつやまみき)」(演・笛木陽子)の二人が、給湯室で恋愛話をするところから始まる映画です。
莉子は恋愛が下手で、美希は恋愛が得意なんですけど、男性に高いスペックを求めすぎてうまくいかないというようにお互いに不器用なところがあります。
その二人が、ひょんなことから二人の男性に出会い、そこからストーリーがどのように展開していくか…という作品です。

自分の歳・性格に近い役

– 最近の土山さんの出演作の役柄は女子高生役が多いイメージですが、実年齢以上の役は初めてではないですか?

土山 茜
今までは実年齢よりも年下の役を演じていたので、自分とかけ離れたことをしているなという感じがしていました。
今回の役は初めて自分と同じくらいの年齢で、しかも、なにかうまくいっていないといったところは、自分と似た性格の子の役が来たなと思います。
周りがキラキラして見えたら、「わたしはどうせ…」なんて思ってしまうタイプなので、莉子の性格はすごく共感できます。

– 莉子と土山さんの恋愛観に関してはいかがですか?

土山 茜
恋愛観でいったら、莉子のレベルまではいかないですね。
ただ、劇中の“男性と同乗してタクシーで帰った時に先に降りる男性が、その後に降りる女性の分まで支払いをしてくれること”が当たり前だというエピソードが私にとっては新鮮だったり、莉子と同様に「え!そうなんだ!」って思うところがあって、いろいろな考えを再認識できる内容でした。

出演のいきさつについて

– この作品に出演するきっかけは?

土山 茜
本作のオファーは、プロデューサーの川口貴弘さんがきっかけです。
川口さんは、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督の次回作に出演が決まっている方で、役者さんであり、プロデューサーも務めていらっしゃる方です。
作品を作ろうという話になって「不器用な女の子って周りにいるかな?」と、周囲の役者さんに聞いてまわっている時に、私が何度か一緒にお芝居をしたことのある役者さんが「その役に合う子がいるよ」って私を紹介してくださいました。
川口さんとお話したら「莉子に合っていると思うから、よろしくお願いします。」と、オファーをいただきました。

– 最初に台本を読まれた時の感想は?

土山 茜
女の子二人の給湯室でのシーンが多く、多分、女の子の日常ってこういう会話が多いんだろうなっていうくらい、赤裸々でリアリティを含んだ内容でした。
(女性である)監督自身が脚本を書いているんですけど、どこまでが監督の実体験で、どこからが耳にした話なんだろうといったような内容で真実味があり、今どきの会話が多いなっていう印象を受けました。

給湯室での会話はリアリティがある空間

– 土山さんは、OL経験はありますか?

土山 茜
ないですね。大学時代からお芝居を始めていたので、会社にお勤めした経験をせずに今まできています。
ただ、大学時代のアルバイト先の控室では、顔を合わせたみんなが、毎日「今日、彼氏とこういうことがあった」とか「彼氏がこうで…」と繰り広げていた会話の内容と作品とがほとんどかわらないので、私は懐かしい感じがしました。
給湯室での掛け合いは、映像としての画変わりはないけど、より日常に近いリアリティのある閉鎖的な空間での会話が繰り広げられたかなって思っています。

役作りについて

土山 茜
今回は劇中の美希役の笛木さんがとても明るい子で、誰にでもフランクに話せて、心がオープンな子だったので、私と全然違うって感じていました。そういう人間的な役作りは、現場で、彼女のおかげで対照的に作りあげることができたかなって思います。

共演したバンド「ジュリアナの祟り」とのエピソード

土山 茜
役柄的に絡みが多かったのが、江夏亜祐さんでした。江夏さんは最初から「僕はバンドしかやったことがないから迷惑をかけると思います。ごめんなさい。」って言っていて、私は「なにをおっしゃるんですか~」って返していました。
芝居が始まっても、普段から表に出る表現者の方なので、芝居が初めてだとは思えませんでした。私が発した言葉に、新鮮な答えを返してくれるので、芝居の感覚が鋭い方だと思いました。

本作品の見どころと、お客様へのメッセージ

土山 茜
この作品では、女子二人が男性について、給湯室で愚痴や語りをしているんですが、その二人が実際に男性を目の前にしたときに、どういう行動に出るのかっていうのが見どころです。言動と行動が一致しているかという部分の面白味をみていただけたらと思います。
女性には共感できる部分があると思うので、「わかるわかる!」とうなずいてもらえたらうれしいです。
男性が観ていただく場合は、女性ってこう思っているんだとびっくりする部分があると思うので、恋愛の参考書にしてもらえるといいなと思います。
毎日舞台挨拶も予定されているので、下北沢トリウッドまで、ぜひ、足を運んでください。

土山茜 - 映画『不器用な彼女』

映画『不器用な彼女』

あらすじ

29歳の高学歴女子OL・莉子(土山茜)は、自分が恋愛不器用なせいで彼氏ができないことを気にしている。
同じく29歳の同僚の美人OL・美希(笛木陽子)は、モテるが理想スペックが高すぎて恋愛が長続きしない。
そんなふたりはいつも仕事もそこそこに給湯室で恋愛トークを炸裂させている。
そんな時、上司・川口(川口貴弘)が設定した合コンがきっかけで、ふたりは同じ会社の高スペック男子・清水(江夏亜祐)と優しさが売りの料理男子・田中(佐川ネル秋吉)と実恋愛が始まることに。莉子と美希は幸せになれるのか・・・?!

出演:土山茜 笛木陽子 江夏亜祐 佐川ネル秋吉 川口貴弘
原作・脚本・監督:清水佳代子 撮影監督:外山国義
製作・配給:アクアムンダアンドアソシエイツ
(c)アクアムンダアンドアソシエイツ
公式Twitter:@bukiyounakanojo
公式facebook:@bukiyounakanojo

<予告編>

3/16(土)14:30~、3/17(日)14:30~、3/21(木・祝)14:30~、3/23(土)12:00~、3/24(日)12:00~
下北沢トリウッドにて上映

不器用な彼女