『ブレッドウィナー』 家族のために髪を切り“少年”になった勇気ある少女の物語

怒りではなく、言葉で伝えて
花は雷ではなく、雨で育つから---

ブレッドウィナー

第90回アカデミー賞®長編アニメ映画賞ノミネートをはじめ、アヌシー国際アニメーション映画祭観客賞・審査員特別賞・最優秀音楽賞受賞、アニメ界のアカデミー賞と言われるアニー賞最優秀インディペンデント作品賞受賞。42の国と地域、102の映画祭で上映され、数多くの観客賞を受賞した、ノラ・トゥーミーの単独初監督作『ブレッドウィナー』が、12月20日より日本公開される。
物語性を際立たせ、主人公パヴァーナの目の表情に恐怖や怒り、そして希望を語らせる細やかな演出によって、家族のために髪を切り“少年”になった少女の勇気ある姿に胸を打たれる本作。
この度、監督に助言をし共に本作を作り上げ、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特別大使を務めるとともにアフガニスタンで少女たちの学校教育を支援しているアンジェリーナ・ジョリーよりコメントが到着した。また、本作を鑑賞した斎藤工ら著名人からも胸を熱くするコメントが続々と寄せられている。
併せて、リアルなパヴァーナの生きる世界と切り絵のアニメーションが際立つ追加の場面写真を解禁。

コメント到着

アンジェリーナ・ジョリー(女優、プロデューサー)
何百万というパヴァーナのような少女たちが、圧政や紛争の下で家族を支えながら暮らしています。
この物語は、そうした少女たちの計り知れない努力を忘れないためにあります。
本作は素晴らしいドラマであり、世界中の人々が主人公に共感することでしょう。
この作品に関われたこと、観客のみなさんと共有できることを誇りに思います。

ノラ・トゥーミー監督とアンジェリーナ・ジョリー
ノラ・トゥーミー監督とアンジェリーナ・ジョリー

斎藤工(俳優/映画監督)
11歳の少女パヴァーナが断髪をする意味を
“これ”が世界の何処かで起きてしまっている事を
我々がこの美しき作品で受け止める事で
僅かでも一路の光になると信じたい
カートゥーン・サルーンの作品創りに心からの敬意を込めて

サヘル・ローズ(女優)
平和と自由を噛みしめて生きていますか?そうでない人々がどんな思いで生きているのか?
家族を奪われ、生きる権利を奪われた人々。悪になる事で居場所を見出す現状。
戦争はテロリストは誰が生んだの?その中で生きる人々を見て欲しい。
そして、時代が産み落とした善と悪とは?
未来を託す子どもにも必ず見てほしい、これが『現実』だと。
そして平和に溺れないで。

安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
この映画をどうしても、一言で語ることができない。タリバンを利用してきた大国の姿を思わずにはいられなかったからだ。ただ確実に言えるのは、翻弄されるのは常に、パヴァーナのような市井の人々であり続けていることだ。

東えりか(書評家)
私の父は特攻隊の生き残りだった。晩年、日の丸いっぱいに書かれた寄せ書きを見せてくれ、楽しかった思い出を語ってくれた。悲しい話はしなかった。
今でも、爆撃から逃げ回る世界がある。男と女の価値が違う世界がある。文字の読めない人がいる世界がある。玩具に爆弾を仕掛ける世界がある。何をするにも命がけな世界がある。
それでも明るい未来を作る物語は老若男女、貧富、国籍、言葉、宗教にかかわらずみんな大好きだ。11歳の少女の悪夢が、いつか
楽しい記憶にすり変わって、この映画のように美しく永遠に紡がれていきますように。

World Theater Project 代表 教来石小織(World Theater Project 代表)
すべての映画は尊いけれど、時々この世に生まれたことに大いなる意味を持つ映画があって、本作がまさにそうでした。圧制下で家族を支えるパヴァーナの姿に、世界に何百万といる同じ境遇の少女を重ね、せめて映画の中だけでも希望に満ちた最後を迎えて欲しいと願いながら観ていました。だから最後は涙が溢れました。少女を突き動かしたのは、家族への愛と物語の力。パヴァーナの勇気の物語が、世界の多くの少女達に届きますように――

ユペチカ(漫画『サトコとナダ』作者)
男の子だったら…。
女の子になれたら…。
自分ではない性に生まれたらと、誰もが一度は考えたことがあるでしょう。
その必要に迫られたことは、あったでしょうか。
幼いパヴァーナは家族のため、美しい髪を自ら切り落とし、兄のものだった服を着て、男の世界がどのようなものかを知る事になります。
初めて客として扱われた時の、高揚したパヴァーナの顔。
妹の髪を切る姉の横顔。
彼を呼びとめる、母の顔。
目を背けたくなる様な現実の中、やられっぱなしではいられないと立ち上がり続ける一人の女の子のお話に、心を揺さぶられまし
た。
丁寧で新鮮な演出に加え、日本の多くのアニメとはまた異なった空気感、絶妙な間と絵の美しさ、ストーリーの運びに魅入ります。
まるでパヴァーナと、一緒に埃っぽい路地に立って、息を潜めているような錯覚に陥りました。
重くて悲しいだけの話ではありません。
ぜひ、パヴァーナという女の子を知ってください。

場面写真

ブレッドウィナー

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映画『ブレッドウィナー』

STORY
2001年アメリカ同時多発テロ事件後のアフガニスタン、カブール。11 歳のパヴァーナは、お話を作って家族に聞かせるのがとても上手な女の子。しかしある日、父がタリバンに捕まり、パヴァーナたちの暮らしは一変。女性一人での外出が禁じられているため、パヴァーナは髪を切り「少年」になって、一家の稼ぎ手(ブレッドウィナー)として町に出ます。パヴァーナが目にした新しい世界とは?家族たちの運命は…?

出演:アン・エアークラフト・ピクチャーズ/カートゥーン・サルーン/メリュジーヌ・プロダクションズ・フィルム/ジョリー・パス・プロダクションズ
監督:ノラ・トゥーミー/脚本:アニータ・ドロン/原作:デボラ・エリス 「生きのびるために」(さ・え・ら書房)/エグゼクティブ・プロデューサー:アンジェリーナ・ジョリー
声の出演:サーラ・チャウディリー ソーマ・チハヤー ラーラ・シディーク シャイスタ・ラティーフ カワ・アダ アリ・バットショー ヌリーン・グラムガウス
音楽:マイケル&ジェフ・ダナ/編集:ダラ・バーン/アートディレクター:リザ・ライヒー キアラン・ダフィ/アニメーション監督:ファビアン・アーリンハウザー/原題:THE BREADWINNER
カナダ・アイルランド・ルクセンブルク 2017 年 93 分 カラー ドルビー・デジタル スコープサイズ 字幕翻訳:天野 優未 後援:アイルランド大使館 カナダ大使館
公式サイト:child-film.com/breadwinner

12月20日 YEBISU GARDEN CINEMA 他全国順次公開

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