映画108
LiLiCo/坂井真紀/秋山菜津子/松尾スズキ/中山美穂/岩井秀人/栗原類

10月26日、TOHOシネマズ日比谷にて、映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』の公開記念舞台挨拶が行われ、監督・主演の松尾スズキ、中山美穂、秋山菜津子、岩井秀人、坂井真紀、栗原類、LiLiCoらが登壇し、台本を読んだだけで笑ってしまうという本作の撮影秘話を明かした。(フォトギャラリー)

舞台挨拶レポート

映画108

こんなに大きな映画館で?

– 本作が「自分の中で新たな基準点になった」とおっしゃってましたが、改めて公開を迎えた気持ちはいかがですか?

松尾スズキ(監督・脚本・海馬五郎 役)
今日は公開2日目ということですが、こんなに大きな映画館で上映する映画なんでしょうかね。
(会場笑)

松尾スズキ
お客さんがたくさん入っていらっしゃって非常に嬉しく思っております。なにしろ(本作を)思いついたのが5年前。それから紆余曲折を経て、いろんな人を巻き込み、こんなに豪華なキャスト、スタッフに恵まれ、なんとか自分の思う、日本にはあまりない“ブラックジョーク・ドタバタコメディー”を作れたと確信しております。完成までに時間がかかりましたが、今日、ここに立てていることを感謝しております。ありがとうございました。

松尾スズキ
松尾スズキ

中山美穂はさすが芸能人!?

– 中山さんは脚本段階から松尾スズキワールドに惹き込まれたそうですが、できあがった作品を観ていかがでしたか?

中山美穂(海馬綾子 役)
私は、松尾スズキさんと、ドクタースネーク役の乾直樹さんとの共演シーンがほとんどで、他の方とはお芝居をご一緒していないので、知らないシーンがいっぱいあって、純粋に楽しんじゃいました。
台本を読んでいる段階では、「このシーンはどうやって撮るんだろう?」っていうのがほとんどだったんですけど、それを新鮮な目で観ることができました。

中山美穂
中山美穂

– 中山美穂さんを妻役として演出もされていかがでしたか?

松尾スズキ
現場初日から、シナリオに惚れ込んでくれているというのがビシビシ伝わってきて、とにかくプロに徹してクールに各々のシーンをこなされていて、さすが芸能人だなって思いました(笑)

中山美穂
一応、芸能人枠です(笑)

松尾スズキ
芸能人であることは間違いない(笑)
何十年も芸能界で“番”を張ってきた・・・

– ちょっと言葉を選んでください!

映画108

松尾スズキ
(笑)
さすがプロだなって、感心しておりました。

斬られ役は、斬られて死ぬまでが役者としての仕事

– 皆さん、あらためて撮影現場のエピソードをお聞かせください。

LiLiCo(エイドリアン 役)
切られ役では大変有名な福本清三(海馬の父 役)さんが病室で亡くなるシーンがあるんですけど、切られないと死ねないのかなって思わされることがありました。まぁ、死ぬ芝居をまったくしてくれないんです。
私は類くんに強く抱きしめられて、秋山さんは松尾さんと毛布でつながっていて、坂井さんはずっとゴミを持ってて。
福本さんの目が閉じたかなって思ったら、また開くんですよ(笑)
そしたら松尾監督がだんだんイライラしてきたんですかね、冷静な口調で「死んでます。ハイ、死んでください。」ってディレクションしているのを聞いて、でもこっちは絶対に笑っちゃダメだってなって(笑)

LiLiCo
LiLiCo

松尾スズキ
斬られ役をやっている人は、斬られて死ぬまでが役者としての仕事だそうです。粘ることが仕事なんで、死んだ後は仕事じゃないんですよ(笑)

最後、女の人も大の字になって開放されて。

– 岩井さんはいかがですか?

岩井秀人(糸井 役)
僕はやっぱり女の海ですね。撮影現場は、ある由緒ある劇場の稽古場で、こんな畏れ多いところではダメだとまず思いましたね(笑)
で、そこの階段で170人くらいの列ができていて、それは皆んな前バリをしてもらうために待っているという。
女の海のシーンは僕も最初、ウォーッって嬉しかったんですけど、3時間くらい撮影しているともうどうでもよくなって。またオッパイかみたいな(笑)
だんだん麻痺してきて、最後の方、女の人も普通に大の字になってて、開放された感じで(笑)

岩井秀人
岩井秀人

遺伝的に通じる顔

LiLiCo
でも、私は日本ではお母さん役はできないと思ってたんですよ。この顔から出てくる人誰?みたいになるじゃないですか。
でも、私と松尾さんとの子どもが栗原類って、あり得ますよね?

栗原類(道夫 役)
遺伝子的に通じるものがありますよね(笑)

栗原類
栗原類

本作を秋山菜津子の代表作に。

– 坂井さんはいかがですか?

坂井真紀(海馬マリ 役)
秋山さんのパニック障害のシーンがほんとに素晴らしくて、一緒に撮影してる中、秋山さんとずっと見て楽しんでました(笑)

坂井真紀
坂井真紀
映画108
坂井真紀/秋山菜津子

松尾スズキ
秋山さんとは30年近く一緒にやってきて、ほんとに面白い女優だっていうことは知ってるんで、それを是非映画で皆さまに知らしめたいって思ってました。本作を是非、秋山さんの代表作にしていただきたい。

秋山菜津子(砂山美津子 役)
ありがとうございます(笑)

秋山菜津子
秋山菜津子
映画108
秋山菜津子/松尾スズキ

ファンタジーの中で人を殴りたい?

– 栗原さんはいかがですか?

栗原類
台本は読んだ時点ですごい面白くて、撮影はどうなるんだろうって思っていたんですけど、個人的に印象に残っているのは、ヘビになった中山美穂さんを松尾スズキさんが殴るシーン。ファンタジーの中で人を殴るっていうのがなんか羨ましくて(笑)

前バリのテレポーテーション

– 松尾さんはいかがですか?

松尾スズキ
個人的に一番笑ったのが、女の海のシーンで岩井さんとドッキングするところ。お互いに前バリつけていたんですけど、カットの後、岩井くんが「前バリがない!」って言うんですよ(笑)
「どうしたんだ?」って思ったら、僕が岩井くんの前バリを持っていたんですよ(笑)
わかんないんですけど、前バリのテレポーテーションが起きたのかなって(笑)

映画をご覧になる方にメッセージ

松尾スズキ
1年前に撮った映画ですけど、こうやってキャストが集結してくれて嬉しいです。ありがとうございます。
そして、こんなに多くのお客さんが集まっていただいて、ほんとうにありがとうございます。
ご覧にように、(私は)内向的な男です。それが笑いを職業にしようとして30年が過ぎ、ようやく人前で歌って踊れて、セックスシーンを演じられるようになりました。
(会場笑)
そんな男になりました。これは、北九州に生まれた内気な少年が、笑いの仕事によって更生する物語です(笑)
この更生の手助けを皆さん、是非、良い評判をよろしくお願いします。悪い評判が浮かんだとしても、胸にそっと収めて(笑)
身近で18歳未満の方がいらしたら、早く18歳になるように。
ありがとうございました。よろしくお願いします!

映画108

フォトギャラリー

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[写真・記事:Jun Sakurakoji]

映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』

(読み方:いちまるはち かいばごろうのふくしゅうとぼうけん)

【ストーリー】
資産1000万円を使い果たし、「いいね!」の数だけ女を抱いて復讐!?
ある日、脚本家・海馬五郎は、愛する妻・綾子がSNSに若いコンテンポラリーダンサーへの恋心を綴っているのを知ってしまう。しかもその投稿についた「いいね!」はなんと108。あまりのショックに離婚を考えるが、いま離婚した場合は財産分与で資産2000万円のうち半分の1000万円を綾子に支払わなければならないことを知り大激怒。納得がいかない海馬は、意地でも資産を使い果たすことを決意。ついには投稿についた「いいね!」の数だけ女を抱いて復讐するというとんでもない計画を思いつく。タイムリミットはたった1か月。人智の及ぶあらゆる手を使って資産を減らしていくが、108人への道のりは果てしなく長い。追い込まれた海馬は、やがて想像をはるかに超える「ある方法」で目標をクリアしようとするのだが…。

【クレジット】
松尾スズキ
中山美穂
大東駿介 土居志央梨 栗原類 LiLiCo 福本清三 乾直樹 宍戸美和公 堀田真由
村杉蝉之介 オクイシュージ / 岩井秀人 / 酒井若菜 坂井真紀 秋山菜津子
監督・脚本:松尾スズキ
主題歌:星野源「夜のボート」(Speedstar Records)

制作プロダクション:パイプライン  配給・宣伝:ファントム・フィルム
製作:「108〜海馬五郎の復讐と冒険〜」製作委員会(バップ/ファントム・フィルム/大人計画/パイプライン)
2019年/カラー/シネマスコープ/5.1ch/102分
(C)2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会
公式サイト:108-movie.com
公式Twitter:@eiga108

予告編

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