映画108
土居志央梨/坂井真紀/秋山菜津子/松尾スズキ/中山美穂/岩井秀人/大東駿介

9月24日、TOHOシネマズ新宿にて映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』の完成披露試写会舞台挨拶が行われ、監督・脚本・主演の松尾スズキ、中山美穂、秋山菜津子、岩井秀人、坂井真紀、大東駿介、土居志央梨が登壇した。
本作は妻が自分の浮気をSNSに綴っていて、それについた“いいね”の数だけ女を抱くという妥協なきR18復讐コメディ。(動画&フォト)

舞台挨拶のあいさつで松尾スズキは「SNSが災いとなる映画ですけど、SNSが功を奏する感想を広めてください」と集まった観客に呼びかけた。
また松尾スズキ演じる主人公“海馬五郎”の無茶な復讐計画にちなんで自身の無茶な体験を語るコーナーで、大東駿介が海外ロケでマラリアに罹患して死にかけたことを語ると、坂井真紀は同じくアマゾン川ロケで、ワニに人が襲われた場所を毎日お風呂代わりにしていたという、びっくり仰天のエピソードを明かした。

映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』は、これまで作家、演出家、映画監督、俳優など多岐にわたって活動を続けてきた松尾スズキが昨年大人計画30周年という節目を経て、31年目にして、また長編監督映画4作目にして初めて監督・脚本・主演全てに挑んだもの。これは、30年間笑いにこだわり続けた喜劇人、松尾スズキの到達点とも言える。10月25日(金)公開。

舞台挨拶レポート

舞台挨拶全編(トークノーカット)は動画でどうぞ!

映画108

松尾スズキ(監督・脚本・海馬五郎 役)
今日初めて一般のお客さんにご覧いただくので、どんな反応なのか(気になって)口の中がカラカラです。

中山美穂(海馬綾子 役)
私も観終わってゲラゲラ笑ってしまって、こんなに面白い作品はないと思いました。

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松尾スズキ/中山美穂

秋山菜津子(砂山美津子 役)
私も出演していながら本作を観てゲラゲラ笑い、そして最後は思わぬところに心を持っていかれました。ちょっと切なくなりました。

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秋山菜津子/松尾スズキ

岩井秀人(糸井 役)
僕が印象に残ったのは、今までこれほど前バリをしてもらうのに行列ができるという現場を見たことがなかったので、それがほんとうに印象的です。

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松尾スズキ/中山美穂/岩井秀人/大東駿介

坂井真紀(海馬マリ 役)
私は松尾さんの妹役ということで、眉毛を松尾さんに似せて毎日描いてたんですけど、いかがでしたでしょうか?(笑)

坂井真紀
坂井真紀

大東駿介(聖矢 役)
試写会で観てとてもおもしろい映画だと思って、今日皆さんに観ていただくのを楽しみにしていたんですけど、登壇前松尾さんとお話していたら、「中から反応が聞こえないよ。静まり返っていたらどうしよう?」ってすごい不安になられてたんですね。だから面白かったんやったら、「面白かった」って言ってあげたらものすごく喜ぶと思います(笑)どうでした?
(拍手)

大東駿介
大東駿介

– 松尾監督はどういった経緯で本作を思いつかれたのですか?

松尾スズキ
5年くらい前にあらすじを考えた話で、その頃ちょうど2回目の結婚をした時期でもありまして、それに至って「結婚とはなんだろう?」ってしみじみと考えてたら、フッと降りてきました。夫婦の謎の物語です。

– 中山さんは脚本を読まれた時、どのような感想を持たれましたか?

中山美穂
正直とっても面白いと思いました。多少の躊躇はありましたけど、面白さのほうが勝って、やりたい!って思いました。
松尾さんは舞台もやられているので、演劇バリバリの方かなと思ったら、撮影中は静かにされていて。でも撮影が始まるとパッションが熱い感じで、日に日に可愛いなって思うようになりました。

カツラを2つ重ね

– 大東さんの演じられた聖矢という濃いキャラクターはどうやって生まれたのでしょう?

大東駿介
衣装合わせの日にメイクさんがカツラを用意してくれてたんですけど、被ってみてもなんか違うなって。そしたらもう1個被せてみてってなったんですね(笑)
あれ実は、カツラの上にカツラが載っているんですよ(笑)僕、そんなの初めてですよ。

松尾スズキ
でも本物のホストの写真を見たら、もっと(頭が)高かったですよ。

大東駿介
確かに、ロケをした千葉の繁華街でも、本物ホストさんは僕よりも高かったです(笑)

– 撮影現場での松尾さんはいかがでしたか?

土居志央梨(あずさ 役)
松尾さんは可愛い方だなって。
私、大学生の時に松尾さんが書かれた戯曲を上演したことがあって、そんな人に劇中、「ジジイ」とか「モジャモジャおじさん」とか言ったりしていいのかなっていう感じだったんですけど(笑)、全部が思い出です。

「アレはさすがに無茶だった」コーナー

– 海馬五郎の無茶な復讐計画にちなんで、皆さんの「アレはさすがに無茶だった」というエピソードをお聞かせ下さい。

松尾スズキ
大学生の時、研究室ではなかなか目立つことができなかったので、飲み会の時イッキ飲みした上にグラスの氷も全部噛み砕いたんです。それ以来、歯が弱くなってしまいました。

中山美穂
私は無茶だらけの人生だったので、皆さまにお話できるようなことは無いんですけど(笑)
昨日、カレーを作っていてヤケドしちゃいました(笑)
あ、でもこの作品に出たことも無茶のひとつですかね(笑)

映画108

秋山菜津子
わりと体格の良い悪役プロレスラーの人のお友達の相撲をとる人の飲み比べを受けて立ってしまったこと。当然泥酔してしまいました。若気の至りです。

坂井真紀
アマゾンの奥地にテレビのお仕事で行った時、アマゾン川がお風呂代わりだったんですが、その場所で青年がワニに襲われたことがあったんです。私はすごく怖かったんですけど、でもそこしかお風呂は無いので毎日入り続けたんです。でも今思うと、すごいゾッとするな、無茶だったなって思います(笑)

大東駿介
僕も某海外ロケの仕事で、ワニを狩りに行ったんです(笑)急に決まった仕事だったので、マラリアの免疫の薬の効力が出てくる前に現地に行ったら、マラリアにかかってしまいました。日本に帰国してから、発熱が長引くなぁくらいだったんですが、ある日倒れてしまって。病院で医者に「あと半日遅かったら死んでた」って言われました。そこから一ヶ月くらい入院しました。

土居志央梨
私はこの映画の撮影中、ずっと鼻の中に鼻プチの棒を入れてました。鼻を整形しているという設定の役だったのでそれらしく見えるように。
ずっとつけてると鼻が熱くなってすごく痛くなってきちゃって。っていう無茶をしました(笑)

松尾スズキ
スイマセンでした!!

最後にメッセージ

松尾スズキ
5年間の構想の後に、今日ようやく日の目を見ました。この映画は1年前に撮影したんですが、1年経った今日、キャストの皆さんが来てくれたということは、出演したことを後悔してないんだなと思っています(笑)
5年考えて、10日間で打ち切りとかほんと死んでも死にきれないので、悪い感想は胸に秘め、SNSが災いとなる映画ではございますけど、SNSが功を奏するような感想を是非ともですね、つぶやくなり、映えるなりして、皆さん、頑張って下さい。お願いします!!

映画108

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映画108

[写真・動画・記事:Jun Sakurakoji]

映画『108~海馬五郎の復讐と冒険~』

(読み方:いちまるはち かいばごろうのふくしゅうとぼうけん)

【ストーリー】
資産1000万円を使い果たし、「いいね!」の数だけ女を抱いて復讐!?
ある日、脚本家・海馬五郎は、愛する妻・綾子がSNSに若いコンテンポラリーダンサーへの恋心を綴っているのを知ってしまう。しかもその投稿についた「いいね!」はなんと108。あまりのショックに離婚を考えるが、いま離婚した場合は財産分与で資産2000万円のうち半分の1000万円を綾子に支払わなければならないことを知り大激怒。納得がいかない海馬は、意地でも資産を使い果たすことを決意。ついには投稿についた「いいね!」の数だけ女を抱いて復讐するというとんでもない計画を思いつく。タイムリミットはたった1か月。人智の及ぶあらゆる手を使って資産を減らしていくが、108人への道のりは果てしなく長い。追い込まれた海馬は、やがて想像をはるかに超える「ある方法」で目標をクリアしようとするのだが…。

【クレジット】
松尾スズキ
中山美穂
大東駿介 土居志央梨 栗原類 LiLiCo 福本清三 乾直樹 宍戸美和公 堀田真由
村杉蝉之介 オクイシュージ / 岩井秀人 / 酒井若菜 坂井真紀 秋山菜津子
監督・脚本:松尾スズキ
主題歌:星野源「夜のボート」(Speedstar Records)

制作プロダクション:パイプライン  配給・宣伝:ファントム・フィルム
製作:「108〜海馬五郎の復讐と冒険〜」製作委員会(バップ/ファントム・フィルム/大人計画/パイプライン)
2019年/カラー/シネマスコープ/5.1ch/102分
(C)2019「108~海馬五郎の復讐と冒険~」製作委員会
公式サイト:108-movie.com
公式Twitter:@eiga108

予告編

10月25日(金)TOHOシネマズ 日比谷 ほか全国ロードショー