惡の華
伊藤健太郎/玉城ティナ

9月17日、映画『惡の華』で鬱屈とした青春を送るキャラクターを演じた主演の伊藤健太郎、ヒロインの玉城ティナが、花伝舎の教壇に立ち、思春期真っ只中の現役高校生たちを目の前に、お悩み相談イベントを開催した。恋の悩み、進路の悩みなど、それぞれに二人は真剣に向き合い、アドバイスを語ると共に、高校生たちにエールを送った。(フォトギャラリー)

イベントレポート

惡の華

伊藤健太郎
こういう感じで僕が教壇に立つなんて、学生時代は思ってもいなかったので新鮮な感じです。

映画『惡の華』について

– 『惡の華』のオファーがあった時の率直な気持ちを教えて下さい。

伊藤健太郎
作品のことは知ってたんですけど、まさか僕がやらせていただくことになるとは。中学生役というのもあったのでビックリしたんですけど、今までやったことがないような作品だし、役柄でもあったので、すごくワクワクしました。

伊藤健太郎
伊藤健太郎

玉城ティナ
私は高校生の時に原作コミックを読んでいて、好きな作品だったので仲村さんというすごく強烈なキャラクターを演じるのはすごく面白そうだなと思いましたし、プレッシャーというよりかは、ワクワクの方が大きかったですね。

玉城ティナ
玉城ティナ

– お二人は今回で3度目の共演ですが、やりやすいとかありましたか?

伊藤健太郎
春日と仲村っていう関係性は、共演3回目となる相手で良かったなと思いますし、玉城さんが演じる仲村さんで良かったなと思います。

– 改めてお互いの魅力について教えて下さい。

伊藤健太郎
改めて思ったのは、やっぱ(玉城さんは)頭がいいなって思いましたね。物事の捉え方に感心させられるんです。

玉城ティナ
話せば話すほど、今っぽくないなって思います。好きなものとか、顔もいつの時代でもあてはまると思うし、感性もいい意味で今っぽくない。褒め言葉ですよ(笑)
あんまり若者感なくないですか?

伊藤健太郎
俺は自分が若者だと思っているよ。

玉城ティナ
あ、そう(笑)

惡の華

「お前らに教わることなんかねぇよ」

– 目の前の制服姿の学生さんたちを目の前にして、自分たちの学生時代を振り返るとどんな学生でしたか?

伊藤健太郎
けっこう舐めてて「(先生に対して)なんだコイツら」みたいな感じだったので、「お前らに教わることなんかねぇよ」ってひねくれもんでした(笑)
思春期っていうものをマトモに通ってきた人間ですね。

玉城ティナ
私は中学2年生からお仕事を始めさせてもらって、中学校時代は沖縄にいて、高校から上京してこっちの学校に通いだして、高校デビューした感じですかね。今考えると見た目がギャルっぽい感じを楽しんでました。

開講!「惡の華 お悩み相談教室」

玉城ティナ
箱の中からお悩み選択!

Q1.大学受験を控えている高3です。この時期に大幅に進路を変更して不安でいっぱいです。この先後悔しないか、やりたいことを優先していいのか悩んでいます。あと半年勉強頑張れるようにエールがほしいです!

伊藤健太郎
自分のやりたい方にシフトチェンジしたんだよね。それって絶対大事だし格好良いことだと思います。そこで自分がやりたくない方にいった時の後悔の方が格好悪いと思うし。自分が選んだ道にプライドを持って頑張るべきだと僕は思います。

伊藤健太郎

玉城ティナ
私がよく思うのは、「これは誰のための人生なんだ」ってことをよく考えるんですけど、それってぜんぜん親のためでもないし、友だちのための人生でもないので、やっぱり自分がやりたいことっていうのを貫いた方が絶対にいいと思います。
そもそも後悔のない人生っていうのは、ほぼゼロだとだと思うんですよ。私自身振り返ってみても、後悔というのは必ずあるし、でもそれがまた次の活力にもなったりするので、逆にその後悔を追い抜くくらいのパワーが出てくるといいなって思いいます。是非、頑張ってください。

玉城ティナ

– ちなみに何をやりたいですか?

JK1
映画の美術スタッフです。

伊藤健太郎
へぇ~、美術ってすげえ面白いと思います。僕もセットに入るとまず最初に見るんですよ。自分の部屋だったりすると、美術さんが、僕が演じるキャラクターのことをいろいろ考えてくれたものが置いてあって。美術って映画を作る上でめちゃめちゃ大事な部署です。是非頑張って下さい。いつかご一緒できたら。

Q2.部活に塾に行事に大量の宿題に追われる日々で疲れて息がつまりそうです!お二人ならこんな時どうしますか?

玉城ティナ
学生時代っていわゆる勉強をしなくちゃいけないとか、やらないといけないことがたくさんあって、しかも将来も不安で大変だと思います。でも学生時代にやってきたことを思い返してみるとかけがえのないものだったなと気付くので、お休みの日はリラックスしつつ、やり続けてほしいなって思います。なんにもやることがないっていうよりは良い悩みなんじゃないでしょうか。

伊藤健太郎
疲れている時って、僕とか特になんですけど、女性男性限らず自分の好きな人に会ったら、一緒にいる空間を楽しめてリフレッシュできたりします。
自分が今やらないといけない宿題だったりと同じくらい遊びとかリフレッシュできる時間を無理やり自分から作るんですよ。そうすると、自分の中でプラスマイナスゼロになるんです。自分がリフレッシュできる時間をなんとか作るのもひとつの手なんじゃないかなって思います。

惡の華

Q3.今、仲が良い男の子に片思い中なんですが、その子と私はあまり身長が変わらず、男の子は自分より身長が低い女の子の方が好きなんじゃないかなって思い、なかなか告白できません。どうにか自信を持ちたいのですが。

伊藤健太郎
あのね、そんなに考えすぎなくてもいいと思う。自分より身長がどうこうっていうよりかは、その人がどうかなので。
身長が低い方がいいとか、髪が長い方がいいとか、口では言ってても実際に付き合う人ってそれとは違うので、あんまりそこは気にしないで。
自分が好きって思うんだったら、僕は絶対的に告白した方がいいと思うし、伝えると向こうも意識し始めたりするので。

玉城ティナ
私もその人がどうかっていうことが大事だと思うし、想って悶々としているくらいだったら、言っちゃった方がいいんじゃないって思います。

惡の華

– お二人がお互いに魅力だなって感じるポイントは?

伊藤健太郎
自分のことをちゃんと好きでいられる人が好きですね。私なんて私なんてっていうよりかは、ちゃんと自分のことを好きでいられる人。

玉城ティナ
私、社会人なんで、仕事に対する姿勢とか・・・

伊藤健太郎
もっとさ(笑)、ちょっとリアルすぎるよ(笑)

玉城ティナ
自分がやっていることに自信を持っている人が好きです。あと、価値観が合う人。

伊藤健太郎
告白してダメだったとしても、ちょっと経ったら、むちゃくちゃいい思い出になっていると思います。高校卒業した後なのか、何年後になるかわかんないですけど。あの時告ってフラれちゃったけど、みたいな。どっちに転んでも中学時代、高校時代のそういうことってめちゃくちゃいい思い出になると思います。

伊藤健太郎&玉城ティナ
頑張って!!

惡の華
頑張って!!

Q4.私は今3年生で高校卒業が近づいているのですが、周りの友だちは将来就きたい職業や夢がある人が多い中、私は将来やりたいことが見つからず、独りで焦っています。進学してからも将来の夢が見つかる気がしません。不安です。お二人は高校生の時、将来やりたいことは見つかっていましたか?

伊藤健太郎
それはそこまでネガティブにとらえることじゃないと思うんです。やりたいことが無い=ダメ、じゃなくて、やりたいことが無い=たくさんやれる人、って、逆にポジティブにとらえることだと思います。
僕が一番大事だなと思うのは、ちょっと自分が気になったことには絶対に手を出してみること。
俺も最初この仕事を始めた時は、まったく興味無かったし、役者やりたいっていう気持ちはゼロだったんだけど、やってみたらちょっとだけ興味が湧いてきて、楽しいじゃんってなって。それって、やってみないとわかんないじゃんってこと。
なので、これ面白いかなって思ったらやってみればいいし、つまんなかったらやめちゃえばいいし、っていうことを繰り返していく中で、人って好きなことを見つけていくんじゃないかなって思う。焦る必要はないです。

伊藤健太郎

玉城ティナ
一生の仕事を、高3で決めるかっていったらそうじゃないと思うし、私も今、こういうお仕事をさせてもらっているけど、自分が10年後何をしているのかなとか、今のこの仕事を続けているっていうのは正直断言できない。いろいろな道を自分で選択することができるし。今はこれだけってことはなくて、いろんな仕事をできる時代になってきているので、気になったものは手を出してみて、その時は真剣に取り組んでほしいですけど、それでやりたいことが見つかればいいと思いますね。

玉城ティナ

JK2
映画関係とかメディア関係には少し興味があるので、アドバイスを参考に頑張りたいと思います。

– 以上、高校生たちのお悩みを聞いてみていかがでしたか?

伊藤健太郎
こういう生の声で直接やりとりすることってなかなか無いので、逆にこっちも刺激をもらったし、いい時間を過ごさせてもらいました。ありがとうございます。

玉城ティナ
私は今も悩み続けてることばっかりだし、振り返ってみると高校生の時って、今よりもさらに漠然と悩んでいました。でも、ちょっとでも自分のことを好きで生きていけたらいいなって思ってますし、割と時間が解決してくれることもたくさんります。今やりたいこととか、目の前にあることを常に真剣にやっていけば、道は開けると思うし、それは自分自身にも言う言葉でもあります。今日は私もいい勉強になり、改めて自分の考えを見つめ直す時間になりました。ありがとうございました。

伊藤健太郎
こんなエラそうに言ってる自分たちもぜんぜんできてないし(笑)

玉城ティナ
できてないよ~

最後に『惡の華』についてメッセージ

玉城ティナ
思春期をどのように生き抜いていこうという作品だし、今、青春真っ只中の皆さんが受け取れる部分もあると思うし、また、春日っていう人間だったり、仲村だったり、佐伯さんだったりっていうキャラクターもどこかダークな面も持っている人たちがどのようになっていくのかっていう青春映画なので、是非友だち皆んなと一緒に観てほしいなって思っております。

伊藤健太郎
映画『惡の華』は変態性だったりとか、「クソムシが」っていうセリフとかがすごく立っているので、どこか観づらいなって思う方もたくさんいると思いますが、でも、観てもらったら皆さんの世代に近いお話なので、時代が違ったりしても、意外と思春期に感じることって同じだなってたぶん思ってもらえると思います。(劇中では)ブルマを穿くのが盗むとかあるけど、そこじゃなくって(笑)、もっと根っこの部分で、思春期の時に抱えている葛藤だったりモヤモヤしたものを中学生時代どうだったかなってすごく共感してもらえると思います。皆んなの心にズカズカ突き刺さるような作品になっています。あと、意外と泣けます(笑)

惡の華

フォトギャラリー

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映画『惡の華』

【ストーリ―】
あの夏、僕は仲村さんと出会い、リビドーに目覚めた。
山々に囲まれた閉塞感に満ちた地方都市。中学2年の春日高男は、ボードレールの詩集「惡の華」を心の拠り所に、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある放課後、春日は教室で憧れのクラスメイト・佐伯奈々子の体操着を見つける。衝動のままに春日は体操着を掴み、その場から逃げ出してしまう。その一部始終を目撃したクラスの問題児・仲村佐和は、そのことを秘密にする代わりに、春日にある“契約”を持ちかける。こうして仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まった・・・。
仲村に支配された春日は、仲村からの変態的な要求に翻弄されるうちに、アイデンティティが崩壊し、絶望を知る。
そして、「惡の華」への憧れと同じような魅力を仲村にも感じ始めた頃、2人は夏祭りの夜に大事件を起こしてしまう・・・

伊藤健太郎 玉城ティナ 秋田汐梨 / 飯豊まりえ
北川美穂 佐久本宝 田中偉登 松本若菜 黒沢あすか
高橋和也 佐々木すみ江 坂井真紀 鶴見辰吾

原作:押見修造「惡の華」(講談社『別冊少年マガジン』所載)
監督:井口昇  脚本:岡田麿里
主題歌:リーガルリリー「ハナヒカリ」
製作:『惡の華』製作委員会(ハピネット ひかりTV ファントム・フィルム 角川大映スタジオ 日活)
配給・宣伝:ファントム・フィルム
©押見修造/講談社 ©2019映画『惡の華』製作委員会
公式サイト:akunohana-movie.jp
公式Twitter:@akunohana_movie

予告編

9月27日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー