映画『書くが、まま』(主演:中村守里 監督:上村奈帆)が、3月2日(土)から、池袋シネマ・ロサで上映中。連日、トークイベントも開催され、上村監督と縁のある監督やキャストが登壇。上村監督のMCのもと、映画にまつわる感想や制作秘話を披露している。
本記事では、3月11日のトークイベントの内容と、関連作品の今後の予定を紹介する。

映画『書くが、まま』は、MOOSIC LAB 2018で、観客賞・主演女優賞を受賞した“不器用で真っすぐな、永遠の14歳に送る青春ロックムービー”
書くことでしか想いを表現できない14歳の少女、主人公、松木ひなの。そんな彼女の一夏を描いた青春物語である。

主演の中村守里は映画初出演ながら史上最年少にて最優秀女優賞を受賞した(過去の受賞者は森川葵、岸井ゆきの、小川紗良など)。
監督・脚本は、映画『ばぁちゃんロード』脚本で商業映画デビューした上村奈帆。自身の実体験をベースに14歳の少女の一夏の成長を描き切った。

トークゲスト『カランコエの花』チーム

書くが、まま
イワゴウサトシ(カランコエの花)/堀春菜(カランコエの花)/上村奈帆監督(書くが、まま)/中川駿監督(カランコエの花)

3月11日(月)のトークイベントに呼ばれたのは、映画『カランコエの花』の中川駿監督と出演女優・堀春菜。そして、同作品に出演するイワゴウサトシ。
『書くが、まま』と『カランコエの花』には、共通点がある。
それは、何らかの生きづらさを抱えている主人公の学園ものである点。そして、保健室の先生が作品のキーとなっている点である。
また、登壇したイワゴウさんは、『書くが、まま』の保健室の先生役・長谷川葉生と同じ事務所(ミッシングピース)所属の俳優。

イワゴウサトシ(カランコエの花)/堀春菜(カランコエの花)

上村監督と中川監督の出会いは、長野県で開催されている「うえだ城下町映画祭」。
『書くが、まま』の制作にあたり、中川監督は上村監督に、『カランコエの花』の撮影で利用した高校を紹介したという。残念ながら、夏休み期間中の部活動のため、同校は使用できず、結果として、上村監督の母校となる小学校で撮影が行われた。

堀さんは、本作品は当日が初見。
作品を観た感想を「心がズキズキして、忘れていた14歳の頃の私が戻ってきてしまった。」「上村監督が大人になってからの14歳の頃の気持ちがみえてきて、監督自身のことを知らない分、これまでのストーリーがどんなだったのかと思い描いてしまった。」と感想を述べた。

堀春菜
堀春菜

上村監督は、堀さんが高校生の頃から一方的に知っていて、最初に出会ったのは、堀さんが書いた言葉だと当時を振り返った。その言葉とは、堀さんが書いたお芝居に対する思いで、なんて素敵な言葉を使う感性の持ち主なんだろうと思ったそうだ。

14歳の頃にしかできない眼

『書くが、まま』のオーディションは、“14歳を募集!”といった感じで行われたという。
堀さんの「みんなが危うくて、あの頃にしかできない眼をしている」という言葉に対し、上村監督は「眼がすごくいいなと思った。」と答えた。

中川監督は、主役の中村守里が、すごくフリが効いていて、とても印象的だったという。
「通常時に表情が豊かにあらわれるタイプではないというか。割とニュートラルな表情をしていて、感情もそんなに出すことがない状態が標準としてある中で、設定があるからこそみせるちょっとした笑顔だとか、ちょっとしゃべってくれた言葉が聞こえただけで、なんかうれしいみたいな感じで、すごく気持ちよく観れる」「僕の中では、中村守里と同じ位置に、(エヴァンゲリオンの)綾波レイがいる。それと同じくらい、ちょっと笑ってくれただけでもうれしさを感じる」と語った。

堀春菜/中川駿監督/上村奈帆監督

もうひとりの主役となる長谷川葉生さんを中川監督は、激推しだったという。
Facebookにあがっている長谷川さんの宣材写真がとても素敵で、上村監督とはじめて会った時に、興奮しながら「葉生さんすごいんですよね」とプレゼンしたことが、今回のキャスティングの引き合わせ役になったのではないかと当時を振り返った。

映画のキーアイテムと音楽「SWANKY DOGS」

作品には、主人公が自身の想いを書き綴るノートがキーアイテムとなっている。
劇中に登場するノートは、実際のものではないが書いてあることは上村監督自身が当時書いていたものからつくられたものだという。

劇中に登場する「SWANKY DOGS」は岩手県の盛岡を活動の中心とするバンドである。
7,8年くらい前に東京にツアーで来ていたところを上村監督は彼らの曲「ワンダーライフ」を聴いて、いつか、あの方たちと作品を撮りたいと思ったという。

MOOSIC LABのコンセプトは、音楽と映画の融合であり、コラボレーションが実現した。

関連情報

堀春菜

6月に4年ぶりの舞台にて主演。
「プラヌラ」
https://moratoriumpants.wixsite.com/mp2016/next-stage-1

映画『カランコエの花』

「宇都宮ヒカリ座」(栃木県宇都宮市)で上映予定
4/27(土)〜5/10(金)
https://kalanchoe-no-hana.com/
宇都宮ヒカリ座

5/8からDVD、ブルーレイが発売、レンタル開始予定
https://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA0000W4UKG

中村守里

6月上演予定
舞台「アルプススタンドのはしの方」
https://natalie.mu/stage/news/318889

映画『書くが、まま』

池袋シネマ・ロサにて上映中
http://www.cinemarosa.net/kakugamama.htm

上映期間延長が決定![3/15(金)~3/20(水)]
http://www.cinemarosa.net/lateshow.htm

3/14(木)18時50分の回には、多くのキャストの登壇が予定されている。
【登壇予定者】
中村守里
長谷川葉生
渡邉空美
松原瑚春
佐野代吉
大根田良樹
上村奈帆監督

これまでの登壇者と今後の予定
3/2(土)18:30の回(上映後) 初日舞台挨拶 登壇者(予定):中村守里、ほかキャスト、上村奈帆監督
3/3(日)18:30の回(上映後) 登壇者(予定):中村守里、上村奈帆監督
3/4(月)18:30の回(上映前) 登壇者(予定):西村歩乃果(ラストアイドル)、中村守里、上村奈帆監督
3/5(火)18:30の回(上映後) 登壇者(予定):篠原哲雄(映画監督)、中村守里、上村奈帆監督
3/6(水)18:30の回(上映後) 登壇者(予定):中村守里、上村奈帆監督
3/7(木)18:30の回(上映後) 登壇者(予定):小泉徳宏(映画監督)、中村守里、上村奈帆監督
3/8(金)18:30の回(上映後) 登壇者(予定):鈴木太一(映画監督)、たしろさやか(女優)、上村奈帆監督
3/9(土)21:10の回(上映後) 登壇者(予定):カトウシンスケ(俳優)、上村奈帆監督
3/10(日)20:45の回(上映後) 登壇者(予定):和田光沙(女優)、松浦祐也(俳優)、上村奈帆監督
3/11(月)21:10の回(上映後) 登壇者(予定):中川駿(映画監督)、堀春菜(女優)、上村奈帆監督
3/12(火)21:10の回(上映後) 登壇者(予定):奥田裕介(映画監督)、木村知貴(俳優)、上村奈帆監督
3/13(水)21:10の回(上映後) 登壇者(予定):西川達郎(映画監督)、大谷麻衣(女優)、上村奈帆監督)
3/14(木)18:50の回(上映前) 登壇者(予定):中村守里、上村奈帆監督ほか
3/15(金)21:10の回(上映後) 舞台挨拶

※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。
3/16(土)以降のイベントは決まり次第、池袋シネマ・ロサのHPにて発表

あらすじ

松木ひなの(14)は、自分の想いを書くことでしか表現できない中学生2年生。嫌なことを嫌とも言えず、クラスでのいじめは日に日にエスカレートしていった。そんなある日、逃げこむように入った保健室で、先生の進藤有紀(32)と会う。はじめて自分を受け入れてくれた有紀に、ひなのは少しずつ心を開いていく。しかし”あること”が発覚し、全てが崩れ去っていく……

公式Twitter: https://twitter.com/kamimura2018
公式サイト: http://kakugamama.strikingly.com

キャスト
中村守里  長谷川葉生
渡邉空美  梅田 凜乃  松原瑚春 佐野代吉
大根田良樹  富岡英里子 松木大輔 篠原哲雄

監督・脚本:上村奈帆
音楽:SWANKY DOGS
企画:直井卓俊 プロデューサー:林健太郎
音楽:洞口隆志 撮影:野口高遠 照明:瀬戸詩織 録音:横田彰文
美術:寺尾淳 衣装:萬行優 ヘアメイク:太田翔子
スチール:飯田愛 助監督:長谷川卓也 制作:佐直輝尚
MA:佐藤こうじ(Sugar Sound)
タイトル字:中村守里 コピーライター:山本真梨子

企画製作・配給: 0RANGE
配給協力: SPOTTED PRODUCTION