のん - タワレコ

女優・創作あーちすと・ミュージシャンと多彩な のん のファーストアルバム「スーパーヒーローズ」発売を記念したトーク+ミニライブが、5月7日、タワーレコード渋谷店 B1F CUTUP STUDIOで行われ、集まったファンは大いに盛り上がった。
また、8日には、ファーストワンマンライブ「のんシガレッツ/ファースト・ライブ」が渋谷クラブクアトロで行われ、同日までGALLERY X BY PARCOで開催中の「‘のん’ひとり展 -女の子は牙をむく-」のクロージングイベントの位置づけにもなっている。

音楽界のレジェンドなスーパーヒーローたちが楽曲提供

5月9日(水) に発売されるファーストアルバムCD『スーパーヒーローズ』は、のん自身の音楽レーベル「KAIWA(RE)CORD」よりリリースされる。
このアルバムの注目すべき点はなんといっても豪華な制作陣。まさしく音楽界のレジェンド、スーパーヒーローなアーティストが楽曲提供をしている。
矢野顕子、真島昌利、尾崎亜美、高橋幸宏、高野寛ら、日本のミュージックシーンだけでなく、世界にも影響を与えてきた超一級のアーティストだ。そして、ドラマ「あまちゃん」のテーマ曲を制作した大友良英、そしてSachiko Mもそこに加わる。
また、本アルバムの半分以上の曲で編曲を担当した飯尾芳史は、このスーパーヒーロー達を「編曲」という楽曲の大切なベースデザインで支えるもうひとりのスーパーヒーローだ。
飯尾氏は、あの!「アルファレコード」に在籍していて、「Yellow Magic Orchestra」「立花ハジメ」「戸川純」をはじめ「YENレーベル」全般のアーティストのレコーディングに多数関わり、まさに1980年代以降のミュージックシーンを支えてきた。もちろん、矢野顕子、尾崎亜美、RC SUCCESSION(忌野清志郎ら)とも関わりがある。のんの楽曲制作には、昨年リリースの「オヒロメパック」から担当している。

さてさて、スーパーヒーローズは、作曲陣・編曲だけではない。
レコーディングに参加したミュージシャンがこれまた超豪華なそうそうたる名を連ねるのだ。
詳しくはこの記事後半のトークイベントの章を見ていただくと、わかる人はわかるはずの素晴らしい演奏家たち。これまでの時代を作ってきただけでなく、現在進行系で、様々な超メジャーアーティストのライブやレコーディングに参加している方々だ。ちょっと音楽に詳しい人なら、ピン!とくる名前ばかり。

そんなスーパーヒーロー達が作り上げた楽曲たちに、のん自身も作詞・作曲を行い、「スーパーヒーローになりたい」と歌う“のん”が合わさることでまったく新しい化学反応を起こしたアルバムに仕上がっているのだ。

全12曲が収録されたアルバムは2形態同時発売され、未公開写真満載のPhoto Book が付属し、DVD には音楽活動開始から「スーパーヒーローズ」完成までのドキュメント映像が収録される。

アルバム情報
「スーパーヒーローズ [CD+DVD]」(KRCD00005) ¥5,940
「スーパーヒーローズ」(KRCD00006) ¥3,780
発売日:5月9日(水)

のん「スーパーヒーローズ」発売記念 トーク+ミニライブ

開催日時:2018年05月07日(月) 19:30
場所:タワーレコード渋谷店 B1F CUTUP STUDIO
出演:のんシガレッツ

のん - タワレコ

– 昨年の6月からレコーディングを始めて約1年弱、ついに一枚のアルバムが完成しました。今のお気持ちは?

のん
すごく嬉しいですね。じっくり制作してたので、やっと皆さんに素敵な曲たちをお届けできるんだなぁとすごくワクワクしています。

のん1stアルバム「スーパーヒーローズ」のここがスゴイ!

– 1stアルバムにしてものすごいアルバムができたんだなと思いますが、のんさんにはこのアルバムの特にここがすごいよという3つのポイントを発表していただきたいと思います。

その1:制作陣がとにかくスゴイ!

– 矢野顕子さん、真島昌利さん、尾崎亜美さん、高橋幸宏さん、高野寛さん、大友良英さん、Sachiko Mさんというまさにスーパーヒーローな制作陣!

のん
スゴイですね。アルバムを作ろうということになった時にすごいビッグな方々に曲を作っていただいたらスゴイアルバムができるんじゃないかって安易な考えからお願いしていったんですけど、それが実現して素晴らしいアルバムになりました。

– 皆さんとはどういう出会いだったんですか?

のん
私がボイトレを始めた時、「タイムマシンにおねがい」を課題曲にしてずっと練習していた頃、高橋幸宏さんが主催している「WORLD HAPPINESS 2017」というフェスに呼んでいただいた時に、ボイトレの音源を幸宏さんが聴いてくださって。そしたら、その曲をやろうと言ってくださって、そのご縁で今回のアルバムで作曲をお願いさせていただいたんです。

のん
矢野顕子さんと真島昌利さんは私がすごいファンでお願いしたいなと思って。ファンなだけで作ってもらったんです(笑)
高野寛さんは、「WORLD HAPPINESS 2017」で同じステージでご一緒させていただいて、そのご縁で是非ファーストシングルを作っていただきたいなと思って、お願いしました。
そして、素敵なバラードがあったらいいなぁって思いまして、尾崎亜美さんにお願いさせていただきました。
大友良英さんはドラマでお仕事ご一緒させていただいた縁です。
RUN!!はSachiko Mさんに作曲していただいんですが、大友さんは札幌芸術祭でとてもお忙しくて、ぜんぜん曲の制作にとりかかれなくて、気づいたらSachiko Mさんが作っちゃって(笑)
「俺も作りたいのに」って言って、大友さんには「おやすみ」という曲を作っていただきました。

その2:演奏陣がとにかくスゴイ!

のん
のんシガレッツはもちろん、そうそうたる方々がレコーディングに参加いただきました。

(記事註:CDアルバムのクレジットを見ると、以下の超豪華な布陣。このスゴさがおわかりいただけるだろうか?メジャーアーティストのライブサポートやアルバムクレジットでよく見かける名前が勢揃い)
Guitars:土屋昌巳
Guitars:鈴木慶一
Bass:沖山優司
Drums:屋敷豪太
Bass:根岸孝旨
Guitars他:ひぐちけい
Bass他:岩崎なおみ
Drums他:若森さちこ
Guitar:古澤衛
Guitars:佐橋佳幸
Bass:小原礼
Fender Rhodes:斎藤有太
Prophet-5:toshi808
Acousitic Piano:松本圭司
Voice:忌野清志郎
コーラス:重住ひろこ
Violin:土屋玲子
Violin:日俣綾子
Violin:高橋暁
Bass他:かわいしのぶ
Drums:芳垣安洋
Piano:江藤直子
Keyboards:近藤達郎
Computer Programming:ゴンドウトモヒコ

– ギターとか歌のレコーディングで悩んだ部分は?

のん
尾崎亜美さんの曲とか矢野顕子さんの曲とかは、御本人の声でデモを作ってくださったので、これで完璧なんじゃないかっていう(笑)
形として出来上がっていたので、ここからちゃんとのんが歌わないといけないということで、すごい緊張しました。
ちゃんとのんの歌になるにはどうしたらいいんだろうっていう研究をしてから、レコーディングに臨みました。

その3:のんがスゴイ!

– みずからスゴイと言ってしまうのんさんが、ほんとにスゴイと思います。会場の皆さんも、のんさんスゴイって思いますよね?

(会場大拍手)

のん
ありがとうございます。

– 今回のアルバムでやっぱりスゴイっていう点や苦労された点は?

のん
作っていただいた曲もちゃんと“のん”が存在している気がします。
ちゃんと“のん節”で声を入れたりとか、ギターを入れたりとかできた気がするので、スゴイなぁって(笑)
頑張ったなぁってすごく思います。

– のんさん作詞作曲の曲が5曲入っているところもすごいなぁって思います。

のん
ありがとうございます。
「私の大好きな歌」以外の曲は、ほとんど怒ってるだけっていうのがスゴイなぁって思います(笑)
他の感情は湧いてこないのかってくらいに(笑)

– 曲のイメージはどうやって?

のん
初めて作った「へーんなのっ」って曲はジュディマリさんみたいに作りたくて、可愛くてポップなかっこいい曲を目指して作ったんですけど、あんまりそうならなくて(笑)

– かわいく作ろうと思ったところが、なんとなくパンクは方向に向いていってしまう?

のん
はい、そこがすごいところですよね。
パンク精神がぬぐえないっていうところがスゴイなぁっていう(笑)

– 1曲だけ違う方向なのは、「私の大好きな歌」。

のん
はい。この曲以外は自分の感情のままに作ったものだったので、「私の大好きな歌」は、一緒に作っている方々に聴いてて情景・景色が浮かぶような詩もあったらいいんじゃないかとアドバイスいただいて、作った曲です。

このあと、会場に集まったファンからの事前アンケートでの質問に答えたのんさん。そのなかで、眠れない夜は、真っ暗な中、布団にくるまってポチポチとスマホで作詞するなどを語った。
そして、いよいよミニライブ!

ミニライブ

トークの後、ステージ衣装に着替えて、のんシガレッツと共に登場したのん。
「ども!のんシガレッツだよ!それでは聴いてください!」という掛け声とともにライブが始まった。

のん - タワレコ

M1.わたしはベイベー(作詞・作曲:矢野顕子)

赤いテレキャスをかき鳴らしながら、声高らかに歌うのん。
年末ののんフェスは、とてもハイテンションだったのが印象的だったが、今日は、会場のお客さん、ひとりひとりをゆっくり見ながらという余裕も感じられ、楽しそうな笑顔で歌っている。

曲の最後に「ごきげんだぜ、ベイベー!」とシャウトするのん。アルバムでは忌野清志郎の肉声が収められているが、彼をリスペクトするのんが、改めて音楽シーンでステップアップしていこうとする力強さが感じられた。

M2.へーんなのっ(作詞・作曲:のん)

のんが初めて作ったというこの曲。初めてだったのもあって、かなり時間をかけて作ったともいう。
自分の中から湧き出てくる怒りの感情を可愛くオブラートに包むように言葉を選んで作詞したそうだが、のんが感じる「変なもの」が次々と歌われ、彼女の感性を身近に感じられる曲でもある。
オブラートに包んだとはいえ、曲調はテンポよく、演奏が始まると共に照明も激しく点滅し、会場は一気にヒートアップ。
間奏では、リードギターのヒグチケイ(けいちゃん)とのんの掛け合いに続き、両手を高く挙げて、手拍子を煽るのん。
曲が終わると会場は大歓声となった。

M3.さぁいこう(作詞・作曲:真島昌利)

この曲だけ写真撮影が許可され、「#スーパーヒーローズ」のハッシュタグをつけてSNSで拡散してねとお願いするのん。
観客もオーッとそれに答える。
「最後の曲となりましたが、皆さん、ノリノリで楽しみましょう!」というのんの掛け声と共に、岩崎なおみ(なおみち)のベースのイントロで始まるこの曲。
「さぁいこう!」というサビでは会場も一体となって盛り上がった。

のんシガレッツ
Vocal&Guitar:のん
Drums:若森さちこ(さっちん)
Guitar:ヒグチケイ(けいちゃん)
Bass&バンマス:岩崎なおみ(なおみち)

のんシガレッツ - タワレコ

[写真提供:KAIWA(RE)CORD]