2016年11月公開から異例のロングラン中の映画「この世界の片隅に」。
その原作者こうの史代氏のコミック原画は、2017年、1年かけて全国各地で展示会が行われた。
1年経って、呉市立美術館に戻ってきた形になっているが、改めての原画展開催に向けて、クラウドファウンディング(以下、CF)募集中となっている。

映画の舞台となった呉市にある、呉市立美術館。
CFサイトの説明を見ると、同館だからこそできることということで、この物語を伝え続けていくこと、という決心の元に、原画展の開催実現のためにCFを企画したということが記載されている。
そこで、当サイトは、直接、呉市立美術館に、このたびのCFの意図について問い合わせさせていただいたところ、
「『この世界の片隅に』のファンのためにも是非とも原画展は開催したいが、予算との兼ね合いもあります」という回答を館長補佐の方からいただいた。
すなわち、確実に開催するためのCFということだと捉えた。
しかし、その翌日、3月8日付けの同館の公式Twitterによると、CF未達の場合でも、原画展は実施するとの告知があった。
だがそれは、すでに支援を申し込んだ方からすると混乱するところがあるのは否めないだろう。
CFそのものに不慣れで苦労しているという同館のコメントもいただいていることと、限られた予算の中での原画展開催はとても厳しいものがあるのだろうということは十分に察するものがあることは感じられるので、CF達成の場合と、未達成の場合で何が変わるのかは、ぜひとも明確にしていただきたいところだ。
確実に原画展が開催されることは、呉市への観光招致にも大きくつながることも考えられるので、是非、実現してほしいところ。CFのリターンとして、限定学芸員解説付き鑑賞会などの特典もあり、「この世界の片隅に」を応援している方々にとっても魅力的であることは間違いないので。

クラウドファウンディングサイト:
お帰り、すずさん!「この世界の片隅に」のマンガ原画の寄託を記念して。
マンガ原画展を開催したい!
https://kanaensaiyume.en-jine.com/projects/kure-bi
展覧会(予定):7月22日(日)~9月9日(日)

※本クラウドファウンディングは、「カナエンサイ夢」という中国新聞社が運営する購入型クラウドファンディングで展開されている。広島エリアを中心に、地域活性化を目的としている。