復興庁「共創力で進む東北プロジェクト」

復興庁の「共創力で進む東北プロジェクト」では、被災地の課題解決に向けてオープンイノベーションの手法を取り入れ、官民連携の新しい取組みとして全国で「共創イベント」を開催しており、2017年7月から12月まで全10回のテーマに分けてさまざまな課題についての改善策創出に取り組んできた。
その成果発表会&交流会『「共創力で進む東北プロジェクト」10のプロジェクト交流会開催概要』が、3月4日(日)、ヤフー株式会社の東京本社で行われる。
第1部では、応援キャラクターののんさんがスターター役として登場し、会を盛り上げる。

「共創力で進む東北プロジェクト」アイデアソン・ハッカソン 参加募集ポスター
「共創力で進む東北プロジェクト」アイデアソン・ハッカソン 参加募集ポスター

7月から始まった10回に及ぶ共創イベントの振り返り

成果発表会に参加する人もしない人も、これまで議論されてきた10のテーマ・課題について、簡単に振り返ってみよう。果たしてどんなことが議論されてきたのか。
各ワークショップの一部では、アイディアソン・ハッカソン方式(*)で行われ、一泊二日などでたっぷりと時間をかけて議論されてきた。
なお、当サイトでは3月4日の成果発表会のもようについてもレポート予定。

*アイデアソン: アイデアとマラソンを組み合わせた造語。 新しいアイデアを生み出すために一定期間集中的に行われるイベントを意味する。
*ハッカソン:hack(ハック)とマラソンを組み合わせた造語。ソフトウエア技術の新しいアイディアを生み出すために一定期間集中的に行われるイベントを意味する。

第4回 地域間交流のコラボレーションによる食やまちのブランド向上
第4回共創イベントワークショップのようす

第1回「ヒガシ・デ・アエル」~400年の復興まちづくりと歴史的商家のリノベーションによる文化・観光拠点の創造~

課題
昔の商家が担っていた地域の商社・文化創造・福祉機能を現代版に復活させて、三陸沿岸部に文化・観光拠点を創出するには?

開催地:東屋(岩手県宮古市本町)
開催月:2017年7月

第2回 シェアリングエコノミーを活用した「共助」によるまちづくり・産業づくり

課題
気仙沼市が抱える町を離れる若い世代に焦点を当て、就労、結婚や子育てのしやすい環境や若者が稼げる町となるために、シェアリングエコノミー(共有型経済)に目を向けたアイデアワークショップやICT(*)を使ったサービスの試作。

開催地:スクエアシップ(宮城県気仙沼市)
開催月:2017年8月

*ICT:「Information and Communication Technology(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー)」の略語で「情報通信技術」の意味。情報処理や通信に関連する技術、産業、設備、サービスなどの総称。

第3回 リアルタイムで農産物を繋ぐ流通システムICT地域商社事業

課題
原発事故による風評被害の払拭や県内における地産地消率の向上が課題となっている福島県に焦点。ICTを活用するにより、農家と飲食に携わる業界とをダイレクトに繋ぎ、お互いに有益な情報をリアルタイムで共有することで、即時に流通サービスに反映することのできる「ICT地域商社」の仕組みづくりを目指すには?

開催地:INTILAQ 東北イノベーションセンター(宮城県仙台市)
開催月:2017年9月

第4回 地域間交流のコラボレーションによる食やまちのブランド向上

課題
三陸沿岸における水産資源のブランド力は高く、世界三大漁場のひとつが三陸にあることは有名ですが、水産資源をなりわいにしている地域それぞれの特性を問われると、水産物そのものや漁獲量以外に他地域と異なる特性を打ち出しきれておらず、独自のブランドづくりを向上させる必要がある。それには?

開催地:熊本学園大学(熊本市中央区)
開催月:2017年9月

第5回 被災地以外でのファン醸成によるダイレクトコミュニティマーケティング

課題
石巻の食に携わる10社が合同で立ち上げた石巻うまいもの株式会社から応募の課題。被災地域の食産業を発展させるため、それ以外の地域の消費者のミクロなニーズを常に把握し食品の商品開発に反映するには?

開催地:TIP*S(東京)
開催月:2017年10月

第6回 ダイバーシティを体現する官民一体のまちづくりスキームの構築

課題
陸前高田市が推進する障がい福祉に焦点を当て、スポーツの中でも障がい者スポーツでの先進的な取組を視点に、住民、自治体、NPOや企業など官民一体となって取り組むダイバーシティを実現するまちづくりのスキームを構築するためのアイデアを創発。

開催地:神戸市役所
開催月:2017年10月

第7回 福島県でのオープンデータプラットフォームの構築

課題
福島県の復興の状況は、刻刻と変化し前進を続けていますが、最新の情報を正しくかつ網羅的に把握できるデータの蓄積が少ないという課題があります。そこで今回は、ICTを活用して、自治体、NPOや企業など多方面の情報を集積し、誰もがオープンに利用できるデータプラットフォームを構築することで、時間・地点が体系化された、網羅的な情報源をつくることを目指します。

開催地:いわき市健康・福祉プラザ
開催月:2017年11月

第8回 東北におけるインアウトバウンド2.0の創出

課題
東北地域の交流をより活性化させるために、観光を軸とした課題解決に取り組みます。東北各地域の多様な暮らし振りや文化などの情報をも盛り込んだSNS やスマホ向けアプリの開発など、ICT を活用した「今」の情報発信や、相互理解を促進させるインバウンド(「東北に訪問してもらう」)とアウトバウンド(「東北から海外に訪問する」)も見据えた2WAYのプラットフォームを構築することに挑戦。

開催地:ヤフー株式会社[グランフロント大阪内]
開催月:2017年11月

第9回 シニアプログラマー育成におけるオーダーメイド型教育モデルの場づくり

課題
東日本大震災を経験した東北地方では、震災を機に急激な人口減少、少子化、高齢化が進行しており、それは東北地方だけに限らず、日本各地の中山間地域や島しょ部などでも同じ課題に直面。
今回は、82歳で今もなおスマートフォン向けアプリケーションの開発を続ける若林正子さんらが参加し、ITの活用に積極的でプログラミング教育も盛んである広島県とコラボレーションして、プログラミングの世界でシニア世代の創造性を発揮し100年先まで活力を持って人生を過ごすためのアイデアの創発に挑戦。

開催地:広島県
開催月:2017年12月

第10回 伝統工芸の継承課題を3D・VR・AIで解決するオープンプログラム

課題
300年以上前に起源をもつ大堀相馬焼は、福島県浪江町大堀で焼かれる陶器で、1978年には国から「伝統的工芸品」に指定を受け、活動のすべてが、地域に根差して展開されてきました。しかしながら、福島第一原発の事故により、浪江町からの撤退が余儀なくされたことでバリューチェーンが崩壊。震災前には21軒あった窯元も11軒(松永窯調べ)まで減少し、職人不足と後継者不足が加速。一刻も早い後継者の育成が望まれ、若年層を伝統工芸産業に惹きつける取組や技を後世に残す取組みが急務となっています。

開催地:会津大学 LICTiA(福島県)
開催月:2017年12月

 

「共創力で進む東北プロジェクト」10のプロジェクト交流会
○日時:2018年3月4日(日)
13:30~15:30 第1部 プロジェクト成果報告&推進宣言
15:30~17:30 第2部 プロジェクト推進交流会
○会場:ヤフー株式会社 17F「セミナールーム」(東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町紀尾井タワー)
○応募人数:100名
*事前申し込みが必要です。
*上限に達した場合、締め切らせていただく場合がございます。予めご了承ください。
○参加費:無料
○申込方法:https://peatix.com/event/350567 にアクセスしてお申し込み
○ホームページ :https://www.facebook.com/fwtohoku/