IMAX®レーザー
樋口真嗣監督/デヴィッド・キーリー氏

11月23日より、109シネマズ川崎、109シネマズ名古屋にて、『IMAX®レーザー』が導入スクリーンがグランドオープンとなった。
「鮮やかで明るい高解像度の映像」とのことだが、いったい何がどう高解像度なのか?既にある「IMAX®」とは何が違うのか?
グランドオープンに先駆け、11月20日に、報道陣にIMAX®レーザーの公開が行われ、映画『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督がIMAX愛を語った他、IMAX社でチーフ・クオリティ・グルーを務めるデヴィッド・キーリー氏も登壇、IMAX®レーザーの解説を行った。

「IMAX®レーザー」とは?

樋口監督は、5歳の時、大阪万博で初めてIMAXを観たそうだが、この日登壇した、IMAX社でチーフ・クオリティ・グルーを務めるデヴィッド・キーリー氏は、それより遅く、映画を勉強するハイスクールの学生だった1971年に初めてIMAXを体験したそうで、やはり、その素晴らしさに衝撃を受けたという。

IMAX®レーザー

続けて、デヴィッド・キーリー氏はIMAX®レーザーの技術について次のように説明した。

デヴィッド・キーリー氏
今回のIMAX®レーザーは、白と黒のコントラストが従来の2倍。
マイクロチップの中には、800万枚のミラーが内蔵されており、RGBで3枚のマイクロチップで構成。このミラーの前部分に存在したプリズムを新技術により取り除くことで、黒はより黒く、白はより白く、コントラストが深く、色鮮やかで明るい超高解像度映像を実現。
IMAX®ならではの大スクリーンに映し出すことができる革新的な4Kレーザー投影システムを採用しました。
れにより、従来とは一線を画す劇的な映像体験をもたらします。
さらに音響面では、これまでの水準を超えるダイナミックレンジと高密度サウンドを実現する最新の12chサウンドシステムを採用。前面、側面、背面、そして天井に設置されたスピーカーが観客を完全に包囲します。

IMAX®レーザー
デヴィッド・キーリー氏

樋口真嗣監督が『シン・ゴジラ』の聖地・川崎市で《IMAX愛》を語る!!

体感したことは、思い出になる。

樋口監督が最初にIMAXを体験したのは、1970年の大阪万博での『虎の仔』。当時5歳。
そして、2回目は1985年の筑波の科学万博でアルバイトをしていた時。鳥とともに飛ぶ姿、鳥の群れを大きな画面で観た時、その後の人生を変える衝撃を受けたという。
そんな自身のIMAX体験を持つ樋口監督は、“IMAX愛”を次のように熱弁した。

「IMAXは“体験”。その場で観ないとダメ!」
「ライブといっしょで、その時にしか体験できない」
「ただ、映画を観るだけでなく、体験・体感する!」

IMAXのただ一つの欠点があるとすれば、こんな風に熱く語っても、やはり実際に観て・体験しないとわからないこと。

IMAX映像で観ると、編集時のモニタや試写室上映では気づかなったこと、例えば役者の眼があんなにうるんでいたのかと新たな発見があるという。
このように、IMAXは“演技”を見せるのにとても良いフォーマットで、迫力だけではくなく、役者のエモーショナルな迫真の演技を観客に感じさせられることができるという。

樋口自身の作品『進撃の巨人』『シン・ゴジラ』もIMAX上映されましたが、実は撮影はIMAXカメラではなかったものの、カナダのIMAX社に持ち込むと、そこで魔法が起こって(DMR:デジタルリマスタリングで)見事なIMAX映像にアップコンバートされたそうだ。

IMAX®レーザー
樋口真嗣監督

デモリールでIMAX®体験!

海藻が揺らぐ海中の映像、飛び交う戦闘機、走り抜けるレーシングカー、スペースシャトルの打ち上げ映像。
そして、ハリウッド映画作品から、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』『グレイテスト・ショーマン』『ダンケルク』などが上映された。
デヴィッド・キーリー氏の解説のとおり、スクリーンに投影される映像は明るく鮮明なものだった。
明るいと言っても、決して眩しいわけではなく、白は輝く白に、黒は締まった黒として再現されていた。
大画面に映し出される女優の肌や、役者のうるんだ瞳は、従来の映像を超える再現力で、樋口監督が力説したとおり、役者の迫真の演技がより伝わってくる印象を強く感じた。

冒頭に述べたとおり、日本では、2018年11月23日から、109シネマズ川崎(神奈川県)、109シネマズ名古屋(愛知県)で、IMAX®レーザーを体験できる。

IMAX®レーザー

IMAX®レーザー

[写真・取材:Ichigen Kaneda]