舞台『戦刻ナイトブラッド』

【ステージフォト&インタビュー】舞台『戦刻ナイトブラッド』

舞台『戦刻ナイトブラッド』

山本一慶(前田利家 役)/久保田秀敏(織田信長 役)/赤澤 燈(豊臣秀吉 役)/前山剛久(上杉謙信 役)/荒牧慶彦(上杉景勝 役)

スマートフォン向けアプリゲーム『戦刻ナイトブラッド』 (公式略称「戦ブラ」)が、TVアニメ化を経て、今夏、いよいよ舞台版となって上演がスタート。それに先駆けて、公開ゲネプロが行われ、また、三大将を演じる久保田秀敏、赤澤燈、前山剛久、そして山本一慶、荒牧慶彦の5人が囲み取材に応じた。(ゲネプロステージフォト&インタビュー)

『戦刻ナイトブラッド』は、乱世を生きる武将達がプレイヤーである主人公を巡り熱く激しい戦いを繰り広げる“戦国恋愛ファンタジー”となっており、2017年5月のゲーム開始以来、声優陣によるWEBラジオをはじめ、コミカライズやノベライズなどの様々なメディアミックスがされてきている。

イケメン勢揃い!きらびやかな衣装で激しい殺陣シーンやダンスもたっぷり

今回の舞台は、ゲームアプリ・アニメで声を演じた山本一慶(前田利家 役)・荒牧慶彦(上杉景勝 役)に加えて、舞台からの参加となる、久保田秀敏(織田信長 役)・赤澤 燈(豊臣秀吉 役)・前山剛久(上杉謙信 役)が戦国三大将を演じる。
赤澤 燈は、舞台化するにあたって、「ゲームやアプリでは見れない、新たなキャラクターの魅力を追求したい。」と舞台ならでは魅力をアピール。
また、久保田秀敏は、「今回は皆が主役で、お客さんそれぞれの推しのキャラが、どのようにその場で生きて、どんな立ち姿をしているのか。繊細に描写されているので、そこを楽しんでほしい。」と見どころを語った。

舞台『戦刻ナイトブラッド』

ステージは、音響・照明はもちろん、最新技術を使った映像演出も加えられ、その中で、戦国武将のキャラクターたちが舞台上を所狭しと駆け巡ったり、踊ったり、また激しい殺陣のアクションを繰り広げる。
また、2.5次元という言葉がこれほど当てはまる舞台も珍しい。超イケメンな俳優たちがきらびやかな衣装で演じ続けるそのステージは、ゲームやアニメの世界観をまったく損なわないどころか、それ以上の魅力あふれるものに仕上がっていて、現実世界であることを忘れてしまいがちになるほどだ。
前山剛久は、「いっぱいイケメンが出ています(笑)お気に入りのイケメンを是非見つけてください!」とインタビューで語っていたが、まさしくそのとおり!
また、ストーリーもしっかりしているので、観客は作品世界にすっかり没頭してしまうだろう。何度でも観たくなる舞台であることは間違いない。

舞台『戦刻ナイトブラッド』

インタビュー

登壇:山本一慶(前田利家 役)・久保田秀敏(織田信長 役)・赤澤 燈(豊臣秀吉 役)・前山剛久(上杉謙信 役)・荒牧慶彦(上杉景勝 役)

出演が決まった時の感想

– 舞台『戦刻ナイトブラッド』に出演が決まった時の感想を教えてください。

赤澤 燈(豊臣秀吉 役)
元々プライベートでも一緒に遊んでいた荒牧(慶彦)と(山本)一慶がゲームのアプリで演じているというのを知っていたので、その作品に出演して、二人と一緒にできるっていうのが素直に嬉しくて、また、久しぶりの共演ということもあって、楽しみな作品だなと思いました。

久保田秀敏(織田信長 役)
僕もこの作品の出演が決まった時に、ここにいるみんなとは以前、別の作品で一緒にお仕事をさせていただいていて、久しぶりの共演になるのですごく楽しみです。中でも織田信長っていう威厳のある役をいただけたってことで、ほんとに嬉しく思っています。

前山剛久(上杉謙信 役)
マッキー(荒牧慶彦)と一慶くんが声優を演じているということで、放送されているアニメも観ていたました。なので出演が決まった時は不思議な気持ちでしかも、マッキーの父親を年下の僕が演じるっていうのは相当驚きましたね。まさか年上の息子を持つことになるとは思わなかったし(笑)、今後もなかなか無いんじゃないかなと思うので頑張りたいと思います。

山本一慶(前田利家 役)
ゲームアプリとアニメの方も、前田利家役として声をやらせていただき、そこでもいろいろな壁があったんですけど、声優の先輩方にひとつひとつ教わりながら、乗り越えたものがあったので、今回、役者としての前田利家の芝居は、声優での経験をふまえて、どう自分らしさが出せるかなと今回挑戦だったので楽しみにしています。

荒牧慶彦(上杉景勝 役)
僕も一慶と同じで、ゲームアプリ方から参加させていただいているんですけども、僕自身、初めての声の仕事がこの『戦刻ナイトブラッド』という作品で、右も左もわからず声の収録をして、アニメ化もしまして、その中で周りの声優さん方にいろんなことを教えてもらいながら、作品を作ってきました。
そしてこの作品が舞台化ということで、一体誰が豊臣秀吉だったり織田信長だったり上杉謙信をやるのかなと思っていたところに、こうして親しい役者友だちで、ライバルでもあるんですけど、とても信頼を置いている人たちとこうして舞台に集まることができたので、これは間違いなく良い舞台になるなと思いました。
僕たち、2.5次元と言われている舞台で、多くの経験を積ませてもらっている役者陣が若手の役者陣を引っ張って、いろんな化学変化を起こしてこの舞台を作っていけたらなと思って稽古に臨んできました。
たくさんの方々に楽しんでいただけると嬉しい作品です。よろしくお願いします。

ゲーム・アニメと、舞台との違い

– ゲームアプリから参加している荒牧さんと山本さんに質問です。アプリゲームからアニメ、今回舞台まで出演ですが、それぞれに意識したことはありますか?

山本一慶(前田利家 役)
前田利家っていう役がすごく好戦的で、ハキハキとして元気で、でもちょっと抜けているところもあるという、僕自身も魅力を感じるキャラクターなんですが、今回、舞台化ということで、僕自身の色はどうやって出すんだろうなっていうのが、まずすごく考えたことです。
ゲーム・アニメは声をあてているってことだったんですけども、今回、僕自身が前田利家になるっていうことで、山本一慶としてのスパイスが前田利家に足される部分を追求してやってきました。

荒牧慶彦(上杉景勝 役)
声優としての上杉景勝は、音響監督さんからも抑揚の無い、ほんとに笑顔とか喜怒哀楽をまったく見せないように演技をしてくれと言われてきました。初めての演技がそれだったので、一体どうしたらいいんだっていう感じだったんですけども、今では、アニメ・上杉景勝として演れているのかなと思っています。
でも、舞台でそれをやってしまうと、本当にただの感情が無い影が薄い子になってしまうので、そこはやっぱり舞台ならではに、自分なりの喜怒哀楽だったりとか、荒牧慶彦という部分を足して、より上杉景勝というキャラクターを魅力的に見せられるようにしています。

舞台からの初参加について

– 三大将を演じられる、久保田さん、赤澤さん、前山さんは舞台からの参加になりますが、改めて舞台に対して意識していることを教えてください。

赤澤 燈(豊臣秀吉 役)
原作の世界観だったり、キャラクター性っていうところはけっこう荒牧と一慶がゲームアプリとアニメに携わってきたからこそ、すごい長けている部分が最初からあったので、そこはもう任せようかなって思ってました。
逆に、僕は舞台からってことで、人間が演じることによってそのキャラクターがどのように魅力的になるのかとか、舞台にすることによってゲームやアニメでは見れないそのキャラクターの新たな魅力を追求してやってきたなと思っています。

久保田秀敏(織田信長 役)
威厳のある織田軍なので、僕は織田信長として臣下たちを引っ張っていきつつ、僕たちが実際に演じるという意味というものを舞台上でどう表現していくかと考えました。
どうしてもアプリやアニメだと、平面な絵になってしまうんですけど、その奥にそのキャラクターがどういうことを感じ、どういう思いでその世界を生きているのかというのを、僕という人間のフィルターを通して表現していければなと思っています。

前山剛久(上杉謙信 役)
豊臣軍は元気なイメージ、織田軍は怖いイメージ。上杉軍の総大将としては、僕らはそれらとは違うカラーバランスっていうのをすごく考えて、それぞれの軍がどう映えるか、その中で上杉軍をどう作っていくかっていうことを意識しながら、舞台では色鮮やかに表現できるように作ってきました。

本公演の見どころ

– 本公演の見どころを教えてください。

赤澤 燈(豊臣秀吉 役)
昨日、おとといと、場当たり(本番稽古)してすごく思ったんですけど、僕が普段やっている舞台ではあまり見ない照明の置き方と、そのド派手さが印象的だったので、観に来てくださった方はそれですごいテンションが上がるんじゃないかなというところが見どころです。

久保田秀敏(織田信長 役)
今回は誰が主役っていうわけではなく、みんなが主役で、お客さんそれぞれの推しのキャラがどのようにその場で生きて、どんな立ち姿をして、どの言葉を拾って生きているのかっていうそういう細かいところが、それぞれ繊細に描写されているので、そこを楽しんでいただければなと思っています。

前山剛久(上杉謙信 役)
今回、映像がすごく綺麗なんです。映像技術の最先端を感じてほしいってところがチェックポイントです。

山本一慶(前田利家 役)
武将どうしの闘いということで、殺陣(たて)もふんだんにあります。衣装もすごいきらびやかなんですけど、この衣装を着たキャラクター達が目の前で激しい熱量を持って闘っている姿っていうのが、僕は魅力の一つと思っています。

荒牧慶彦(上杉景勝 役)
視覚的にもすごく楽しめる舞台なんですけども、今回、結月(ゆづき)っていう女の子のキャラクターが出るんですけど、その子を通して、各軍の、そして各キャラクターの魅力が引き出されていきますので、その結月に注目して、各キャラクターにも注目していただけたらなと思います。

お客さまへのメッセージ

– 最後にお客さまに向けてのメッセージをお願いします。

荒牧慶彦(上杉景勝 役)
『戦刻ナイトブラッド』という作品を愛し好きでいてくれている方々、そして、まだアプリもアニメも見たことないという方々、すべての人に対して、すごく楽しんでいただける作品になっておりますので、どうぞ楽しみにしていてください!

山本一慶(前田利家 役)
『戦刻ナイトブラッド』は、アプリ・アニメでは、僕とマッキー(荒牧)の二人が声を務め、そして舞台化では、本人を演じるということで、原作をすごく愛した粋なサプライズだなと僕自身は思っています。こういう経験は初めてなので、全力でやらせていただきますし、お客さんもそこを楽しんで観ていただけたらなと思います。

前山剛久(上杉謙信 役)
稽古を通して感じてきたことなんですけども、すごくわかりやすく作っているなぁっていうのが印象的で、誰が観ても、それこそ初見でも楽しめますし、そして知っている人はより楽しめる作品になっています。
あと、いっぱいイケメンが出ています(笑)お気に入りのイケメンを是非見つけてください!

久保田秀敏(織田信長 役)
こうやって舞台化できるってことはなかなか簡単なものではなくて、そこにはやっぱり応援してくださっているファンの皆さんだったり、作品を愛してくださっている皆さんがいてくれたおかげで、こうやって僕たちも舞台に立たせていただくことができます。
僕らの役割は舞台上で大切にそのキャラクターを生きることだと思っているので、皆さん、ぜひ楽しみにご来場ください。

赤澤 燈(豊臣秀吉 役)
ここにいる4人はもちろんなんですけども、個人的にすごく信頼できる役者が揃っているなと思っているので、みんなとのチームワークというか、同じ方向を向いて一つの作品を全身全霊で作っていけると思っておりますので、最後までみんなと駆け抜けたいと思います。
観てくれた皆さんが、楽しんで元気で笑顔で帰っていただけるように頑張ります!

ステージフォトギャラリー

舞台『戦刻ナイトブラッド』
原作: 『戦刻ナイトブラッド』(オトメイト×KADOKAWA×マーベラス)
演出:小野真一 脚本:登米裕一
公演日程・劇場: 8月16日(木)~26日(日) 天王洲 銀河劇場
出演:
豊臣秀吉 役:赤澤燈 結月役:水越朝弓
竹中半兵衛 役:定本楓馬 黒田官兵衛 役:TAKA
織田信長 役:久保田秀敏 明智光秀 役:松本ひなた 森蘭丸 役:横田龍儀 丹羽長秀 役:萩尾圭志 柴田勝家 役:岸本卓也
上杉謙信 役:前山剛久 直江兼続 役:陳内将

前田利家 役:山本一慶 上杉景勝 役:荒牧慶彦

【アンサンブル】安藤佳祐 泉紫太朗 一之瀬嘉仁 篠崎淳志 寺田遥平 松本直也
【声の出演】石田三成 役:佐々木喜英 イマリ 役:藤原夏海

チケット:絶賛発売中 一般 ¥7,800(税込)/プレミアムチケット(限定グッズ付き)¥10,800(税込)
※チケットに関する問合せ:ローソンチケット 0570-000-777 (10:00~20:00)
※公演に関する問合せ:マーベラス ユーザーサポート 0120-577-405(土日祝日指定日除く11:00~17:00)

舞台版公式サイト URL: http://stage.senbura.jp/
舞台公式ツイッター:@senbura_stage

©2017 Marvelous Inc. / KADOKAWA / IDEA FACTORY
©2018 Marvelous Inc.・KADOKAWA・IDEA FACTORY/『戦ブラ』舞台化プロジェクト

[写真・記事:Jun Sakurakoji]

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