今年がラストチャンス!徳川家康公の天守台の体験発掘!

「駿府城跡で体験発掘」受付開始

天下人となった徳川家康公が江戸城から移り住み、大御所政治を行った舞台である駿府城。
その駿府城天守台の発掘調査が2016年8月から実施されている。
江戸城をしのぎ、日本一の大きさを誇る天守台の発掘調査は、家康公が駿府城で没後400年余のときを経て行われる、初の大型調査となる。
通常は一般の方が発掘作業に参加することはできない歴史的な発掘調査現場だが、昨年から8月から10月にかけての12日間限定で、体験発掘の一般募集を行っている。
この体験発掘は、2020年までの発掘調査のスケジュール上、来年の開催予定はなく、今年が最後の機会となる。
申込受付は、7月5日(木)よりスタート。

◆実施日(第2・4土日に開催、各日の4日前までに要申込)
8月・・・11日(土)、12日(日)、25日(土)、26日(日)
9月・・・8日(土)、9日(日)、22日(土)、23日(日)
10月・・・13日(土)、14日(日)、27日(土)、28日(日)
◆時間各日2回実施(午前:9時20分~10時20分、午後:1時30分~2時30分)
◆人数各回30名
◆申込方法
事前申込が必要です。静岡市コールセンター(054-200-4894、8時~20時)で電話受付、
先着順で定員になり次第締め切りとなります。
◆問い合わせ先静岡市歴史文化課(054-221-1085、月~金、8時30分~17時15分)

「駿府城跡で体験発掘」受付開始概要

◆申込期間2018年7月5日(木)~希望体験日の4日前まで※先着順で定員になり次第締め切り
◆申込方法静岡市コールセンター(054-200-4894、8時~20時)へ電話
◆体験内容約1時間
①駿府城紹介ビデオ視聴・展示見学(約10分)→ ②発掘作業(約25分)→
③瓦の拓本(たくほん)取り(約15分)
※人数によって内容は前後します。雨天時は発掘の代わりに瓦の洗浄体験を実施
◆参加特典・中学生以上に現地限定販売のガイドブック(500円)を謹呈
・拓本体験記念シート(本のしおりにも使えます)
・発掘現場限定オリジナルグッズ
◆体験料金大人(中学生以上)1,000円(ガイドブック付)、小人(小学生4~6年生)500円
※当日現金にて支払い
◆体験条件安全のため小学4年生以上で、小学生は中学生以上の同伴が必要。
※軽作業や階段昇降などの動きのできる方
◆持ち物汚れてもいい服装(長袖、長ズボンを推奨)、軍手、運動靴、飲料水
◆場所静岡市葵区駿府城公園1-1駿府城公園内天守台発掘調査現場
◆アクセスJR静岡駅から徒歩約15分、静岡鉄道新静岡駅から徒歩約12分
◆参考URL
http://www.city.shizuoka.jp/000_002441.html(発掘調査について)
http://www.shizuoka-bunkazai.jp/castle/(駿府城について)

調査員による発掘状況調査

日本一大きい天守台!南北約68m、東西約61mの石垣が出現!

2016年から始まった発掘調査で、天守台石垣は底部で南北約68m、東西約61mであることが確認でき、日本一大きい(広い)天守台であることが分かった。(江戸城の天守台は南北45m、東西約41m)

歴史的価値の高い「金箔瓦」も発見!

1585年(天正13年)に徳川家康公は、駿府城の築城を開始した後、1590年(天正18年)まで在城し、江戸へ移った。
その後に駿府城の城主を務めたのが、豊臣秀吉の家臣、中村一氏(なかむらかずうじ)であり、この金箔瓦は中村氏の在城期1590年~1601年(天正18年~慶長6年)に葺かれたものと考えられている。家康公が行った1607年(慶長12年)の大改修前の記録はほとんど残っておらず、天正期駿府城の資料として歴史的価値が高いものだ。

全国でも珍しい「天守台発掘調査の見える化」の取り組み

体験発掘日以外でも、発掘調査の様子をいつでも“目の前で”見られるよう見学ルートを整備して、毎日公開。
現場内の「発掘情報館きゃっしる」では、出土品の展示なども行っている。

来場者数17万人突破!

調査開始1年10か月(2018年5月時点)で、見学者・体験者併せて17万人を超える方が来場している。

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA